第5問は、「基本知識」の「医薬品の副作用」の問題です。テキストを精読し、過去問演習を繰り返していれば、まず、解ける問題です。貴重な1点を確保です。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
テキストをきっちり読み込んでおけば大丈夫なはずです。
選択肢aの「世界保健機関(WHO)の定義によれば、医薬品の副作用とは、「疾病の予防、診断、治療のため、又は身体の機能を正常化するために、人に通常用いられる量を超えた量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応」とされている。
間違っているのは、「人に通常用いられる量を超えた量」のところです。
正しくは、「人に通常用いられる量」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
登録販売者試験とは、「医薬品の副作用を学ぶ試験」といって過言ではありません。
選択肢の定義は、実によく問われるほか、「穴埋め問題」でも頻出なので、テキストを精読しておきましょう。
選択肢bの「複数の疾病を有する人の場合、ある疾病のために使用された医薬品の作用が、その疾 病に対して薬効をもたらす一方、別の疾病に対しては症状を悪化させたり、治療が妨げられたりすることもある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
「医薬品」で散々学ぶことなので、大丈夫かと思います。
たとえば、「イブプロフェン」は、その使用により、「胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン氏病」が悪化したりします。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「一般用医薬品の使用において、通常は、その使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先される。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
医薬品の使用においては、「重大な副作用の回避を優先」です。
これまた、よく出るので、ガチで押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「副作用のうち、血液や内臓機能への影響については明確に自覚症状が現れるため、特 段の異常が感じられない場合は、医療機関を受診する必要はない。」ですが、誤った記述です。
「2つ」まちがっています。
まず、間違っているのは、「血液や内臓機能への影響については明確に自覚症状が現れる」のところです。
副作用には、直ちに明確な自覚症状として現れないものもあります。
たとえば、「消化性潰瘍」などです。
次に、「医療機関を受診する必要はない」も間違っています。
手引きには、「特段の異常が感じられなくても医療機関を受診するよう、医薬品の販売等に従事する専門家から促していくことも重要である」と、明記されています。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:4
もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が上がります。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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