第71問‐埼玉県 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽薬)」についての問題です。漢方処方製剤の選択肢が1つありますが、最終解答には、影響しないので、正解はできるはずです。これ以外は、基礎レベルの選択肢です。漢方処方製剤は、余裕があれば、押えておきましょう。

第71問‐口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽薬)

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「ポビドンヨードが配合された含嗽 薬では、まれにショック(アナフィラキシー)のような全 身性の重篤な副作用を生じることがある。」ですが、正しい記述です。

 「ポビドンヨード」の正しい記述です。

 ポビドンヨードに限らず、ヨウ素系の殺菌消毒成分は、まれにショック(アナフィラキシー)が起きます。テキストで確認しておきましょう。

 なお、当該ショック(アナフィラキシー)ですが、しばしば問われる論点と化しています。

 余裕があれば、「登録販売者 医薬品 ショック(アナフィラキシー)の副作用のまとめ」で、対策を講じておいてください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「駆風解毒散は体力に関わらず使用でき、喉が腫れて痛む扁桃炎、扁桃周囲炎に適すとされる」ですが、正しい記述です。

 「駆風解毒散」の正しい記述です。

 余裕があれば、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「セチルピリジニウム塩化物は、喉の粘膜を刺激から保護する目的で配合される。」ですが、誤った記述です。

 選択肢の「セチルピリジニウム塩化物」ですが、これは、「殺菌消毒成分」です。

 選択肢の言う「喉の粘膜を刺激から保護する」は、「局所保護成分」の「グリセリン」が該当します。

 こういうマイナー成分も出るので、チェックしておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「アズレンスルホン酸ナトリウムは、炎症を生じた粘膜組織の修復を促す作用を期待して配合 されている場合がある」ですが、正しい記述です。

 「アズレンスルホン酸ナトリウム」の正しい記述です。

 手引きには、そのまんまですが…、

 「炎症を生じた粘膜組織の修復を促す作用を期待して、アズレンスルホン酸ナトリウム(水 溶性アズレン)が配合されている場合もある

 …とあります。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 61問:かぜ(感冒)及びかぜ薬(総合感冒薬)

 62問:かぜ薬(総合感冒薬)の成分

 63問:漢方処方製剤(かぜ)

 64問:解熱鎮痛薬及びその配合成分

 65問:眠気を促す薬

 66問:眠気防止薬

 67問:鎮暈薬(乗物酔い防止薬)

 68問:漢方処方製剤(小児の疳)

 69問:鎮咳去痰薬

 70問:生薬(鎮咳去痰薬)

 71問:口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽薬)

 72問:止瀉薬

 73問:漢方処方製剤(胃腸)

 74問:胃の薬

 75問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 76問:強心薬

 77問:浣腸薬

 78問:高コレステロール改善薬

 79問:貧血用薬及びその配合成分

 80問:循環器用薬

 81問:痔の薬

 82問:泌尿器用薬

 83問:婦人薬

 84問:内服アレルギー用薬

 85問:内服アレルギー用薬の成分

 86問:鼻炎用点鼻薬

 87問:眼科用薬

 88問:眼科用薬

 89問:きず口等の殺菌消毒成分

 90問:皮膚に用いる薬

 91問:歯痛・歯槽膿漏薬

 92問:口内炎及び口内炎用薬

 93問:禁煙補助剤

 94問:ビタミン主薬製剤

 95問:滋養強壮保健薬

 96問:漢方処方製剤

 97問:漢方処方製剤の症状・体質と重篤な副作用

 98問:消毒薬

 99問:殺虫剤・忌避剤及び衛生害虫

 100問:一般用検査薬

令和5年度 埼玉県 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和5年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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