第37問‐奈良県 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「精神神経系の副作用」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第37問‐精神神経系の副作用

 

 (クリックして拡大。)

難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「医薬品の副作用によって中枢神経系が影響を受け、物事に集中できない、落ち着き がなくなる等のほか、うつ等の精神神経症状を生じることがある。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期連用、乳幼児への適用外の使用等の不適 正な使用がなされた場合に限って発生する。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「不適 正な使用がなされた場合に限って発生する」のところです。

 正しくは、「通常の用法・用量でも発生することがある。」です。

 副作用は、そのすべてが出題されるので、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「無菌性髄膜炎は、医薬品の副作用が原因の場合、全身性エリテマトーデス、混合性 結合組織病、関節リウマチ等の基礎疾患がある人で発症リスクが高い。」ですが、正しい記述です。

 「無菌性髄膜炎」の正しい記述です。

 ガチ暗記は無用ですが、キーワードの「全身性エリテマトーデス、混合性 結合組織病、関節リウマチ」を、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「医薬品の副作用を原因とする無菌性髄膜炎を過去に経験した人であっても、その症 状が軽度であった場合には、再度、同じ医薬品を使用しても再発するおそれはない。」ですが、誤った記述です。

 全体的に間違っています。

 正しくは、「過去に軽度の症状を経験した人の場合、再度、同じ医薬品を使用することに より再発し、急激に症状が進行する場合がある」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:2

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

 >>> 次の問題へ。

人体

 21問:口腔、咽頭、食道

 22問:肝臓及び胆嚢

 23問:大腸・肛門

 24問:循環器系

 25問:脾臓・リンパ系

 26問:泌尿器系

 27問:目

 28問:外皮系

 29問:中枢神経系

 30問:薬の働く仕組み

 31問:有効成分の吸収

 32問:薬の代謝及び排泄

 33問:医薬品の体内での働き

 34問:剤形

 35問:重篤な皮膚粘膜障害

 36問:偽アルドステロン症

 37問:精神神経系の副作用

 38問:喘息

 39問:循環器系の副作用

 40問:泌尿器系の副作用

令和5年度 奈良県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

みんなとシェアする