本問は、「人体」の「重篤な皮膚粘膜障害」についての問題です。基本問題です。テキストを精読しておきましょう。難しいところはありません。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「皮膚粘膜眼症候群と中毒性表皮壊死融解症のいずれも、発症機序の詳細が判明して おらず、また、その発症は非常にまれであるが、一旦発症すると多臓器障害の合併症 等により致命的な転帰をたどることがある。」ですが、正しい記述です。
「皮膚粘膜眼症候群」と「中毒性表皮壊死融解症」の正しい記述です。
ガチで出るところなので、すべての記述をガチで押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「38℃以上の高熱、目の充血、目やに(眼分泌物)、まぶたの腫れ、目が開けづらい、 口唇の違和感、口唇や陰部のただれ等の症状が持続したり、又は急激に悪化したりす る場合には、原因と考えられる医薬品の使用を中止せず、直ちに皮膚科の専門医を受 診する必要がある。」ですが、誤った記述です。
ずっこける選択肢です。
間違っているのは、「原因と考えられる医薬品の使用を中止せず」のところです。
正しくは、「原因と考えられる医薬品の使 用を中止して」です。当然ですよね。
関西圏の人は「使い続けるんかいー」と、関東圏の人は「使い続けるかよっ」と突っ込んでください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「両眼に現れる急性結膜炎(結膜が炎症を起こし、充血、目やに、流涙、痒み、腫れ 等を生じる病態)は、皮膚や粘膜の変化とほぼ同時期又は半日~1日程度先行して生 じる。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
キーワードの「急性結膜炎」と「同時期又は半日~1日程度先行」は、ガチで押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「皮膚粘膜眼症候群と中毒性表皮壊死融解症は、いずれも原因医薬品の使用開始後2 週間以内に発症することが多く、医薬品の使用開始から1ヶ月を経過すると、その後 発症することはないため、医薬品の使用開始直後は特に注意が必要である。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「医薬品の使用開始から1ヶ月を経過すると、その後 発症することはないため、医薬品の使用開始直後は特に注意が必要である。」のところです。
皮膚粘膜眼症候群と中毒性表皮壊死融解症は、1ヶ月以上経ってから起こることもあります。
基礎事項なので、シッカリ見ておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする