令和6年度(2024年度)宮城県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「人体」の「消化器系の副作用」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「消化性潰瘍になると、消化管出血に伴って、 一般に糞 便が赤くなる。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「赤くなる」のところです。
正しくは、「黒くなる」です。
副作用の色関係、押えておきましょう。意外に出ます。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「消化性潰瘍は自覚症状が乏しい場合もあり、貧血症状(動悸 や息切れ等)の検査時 や突然の吐血・下血によって発見されることもある」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
選択肢の言うように、消化性潰瘍は、自覚症状の乏しいときがあるので、要注意です。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、他の「自覚症状の乏しい」副作用に、「軽度の肝機能障害」もあります。併せて、押えておきましょう。
選択肢cの「医薬品の作用によって腸管運動が麻痺して腸内容物の通過が妨げられ、腹部膨満感 を伴う著しい便秘等の症状が現れることがある」ですが、正しい記述です。
いわゆる「イレウス様症状(腸閉塞様症状)」の副作用の記述です。
押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「イレウス様症状が悪化しても症状自体は消化器系に留まり、全身症状に至ることはない」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「全身症状に至ることはない」のところです。
「イレウス様症状(腸閉塞様症状)」ですが、「腹痛などの症状の ために水分や食物の摂取が抑制され、嘔 吐がない場合でも脱水状態となることがある。」
「悪化 すると、腸内容物の逆流による嘔吐が原因で脱水症状を呈したり、腸内細菌の異常増殖によ って全身状態の衰弱が急激に進行する可能性がある」となっています。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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