登録販売者 宮城県 過去問+解説 令和6年度(2024年度)午後第13問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和6年度(2024年度)宮城県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「人体」の「薬の体内での働き」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

宮城県 午後第13問‐薬の体内での働き

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「薬の有効成分は、多くの場合、標的となる細胞に存在する受容体、酵素、トランス ポーターなどのタンパク質と結合し、その機能を変化させることなく薬効や副作用を 現す」ですが、誤った記述です。

 ずっこける選択肢です。

 間違っているのは、「その機能を変化させることなく」のところです。

 正しくは、「その機能を変化させることで」です。

 機能が変化しなかったら、薬が効いてないですよね。

 テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「医薬品の血中濃度は、ある時点でピーク(最高血中濃度)に達し、その後は代謝・ 排泄 の速度が吸収・分布の速度を上回るため、低下していく」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 昔からよく出ます。よくよく内容を理解しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「生体の反応として薬効が現れるのは、医薬品の血中濃度が最高血中濃度に達したと きである」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「最高血中濃度」のところです。

 正しくは、「最小有効濃度」です。

 テキストを精読しておきましょう。

 手引きには…、

 「医薬品が摂取された後、成分が吸収されるにつれてその血中濃度は上昇し、ある最小有効濃度(閾値)を超えたときに生体の反応としての薬効が現れる。」

 「血中濃度はある時点でピーク(最 高血中濃度)に達し、その後は低下していくが、これは代謝・排泄 の速度が吸収・分布の速度を 上回るためである。」

 「やがて、血中濃度が最小有効濃度を下回ると、薬効は消失する」

 …とあります。

 太文字部分に注意してください。出題者はこういう語句が好きなのか、よく出てます。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「一度に大量の医薬品を摂取して血中濃度を高くしても、ある濃度以上になるとより 強い薬効は得られなくなる。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 ですから、たくさん薬を飲んでも、効き目は頭打ちなわけですね。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 午後1問:小腸

 午後2問:消化器系

 午後3問:消化器系

 午後4問:循環器系

 午後5問:血液の成分

 午後6問:内臓器官

 午後7問:腎臓

 午後8問:泌尿器系

 午後9問:目

 午後10問:目2

 午後11問:感覚器

 午後12問:薬の消化管吸収

 午後13問:薬の体内での働き

 午後14問:剤形

 午後15問:一般用医薬品の副作用

 午後16問:ショック(アナフィラキシー)

 午後17問:偽アルドステロン症

 午後18問:消化器系の副作用

 午後19問:呼吸器系の副作用

 午後20問:感覚器系の副作用

令和6年度 宮城県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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