本問は、「適正使用」の「使用上の注意3」についての問題です。「使用しない」の論点の定番ばかりがそろっています。選択肢の1つは、良問ですので、解けるようにはなっておきましょう。本問は、ぜんぶの選択肢が解けるようになっておくべきです。シッカリ復習しておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「イブプロフェンは、胎児の動脈管の収縮・早期閉鎖、子宮収縮の抑制等のおそれがあ るため、「出産予定日 12 週以内の妊婦」は「服用しないこと」とされている。」ですが、正しい記述です。
「イブプロフェン」の正しい記述です。アスピリン、アスピリンアルミニウムも、同様です。
定番論点なので、ガチで押えておきましょう。
「使用しない 女性系」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、目のかすみ、異常なまぶしさ等を生じることが あるため、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」とされている。」ですが、正しい記述です。
「抗コリン成分」の「スコポラミン臭化水素酸塩水和物」の正しい記述です。
「スコポラミン臭化水素酸塩水和物」は、「適正使用」では、ここだけの登場なので、狙われやすいです。シッカリと、押えておきましょう。
「運転操作しない」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「アミノ安息香酸エチルは、メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、「6歳未 満の小児」は「服用しないこと」とされている。」ですが、正しい記述です。
「アミノ安息香酸エチル」の正しい記述です。
定番論点です。
「使用しない 小児」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「アセトアミノフェンは、外国において、ライ症候群の発症との関連性が示唆されているため、「15 歳未満の小児」は「服用しないこと」とされている」ですが、誤った記述です。
選択肢の言う「ライ症候群の発症との関連性が示唆」されているのは、「アスピリン、アスピリンアルミニウム、サ ザピリン、プロメタジンメチレンジサリチル酸塩、サリチル酸ナトリウム」です。
同じ解熱鎮痛成分でも、当該アセトアミノフェンは、別扱いなので、注意してください。
さて、「アセトアミノフェン」ですが、「アスピリン喘息を誘発するおそれがあるため」、「「本剤又は他のかぜ薬、解熱鎮痛薬を使用(服用)して喘息を起こしたことがある人」が「使用しない」となっています。
まあ、そもそも、「医薬品」で学んだように、当該アセトアミノフェンは、子供向けの解熱鎮痛成分でしたので、使用できますよね。
また、「医薬品」のところの「アセトアミノフェン」の記述には…、
「内服薬のほか、専ら小児の解熱に用いる製品としてアセトアミノフェンが配合された坐薬もある。」
…とあります。
この点からも、「小児に使える」と、判断できるかと思います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
個人的には、「良問」だと思うので、復習しておきましょう。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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