第19問‐関西広域連合 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「スモン及びスモン訴訟」についての出題です。基本知識では、ほぼ毎回出題される内容なので、テキストの精読は必須です。選択肢を1つとして、落とさないようにしましょう。

第19問‐スモン及びスモン訴訟

 

 (クリックして拡大。)

難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説

 スモン訴訟の基礎問題です。

 ド定番論点なので、「スモン・スモン訴訟のポイントまとめ」を、一読してください。

選択肢a

 選択肢aの「スモン訴訟は、キノホルム製剤を使用したことにより、亜急性脊髄視神経症に罹 患したことに対する損害賠償訴訟である。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 キーワードの「亜急性脊髄視神経症」は、ガチで押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「スモンの症状として、初期には腹部の膨満感から激しい腹痛を伴う下痢 を生じ、次第に下半身の痺 れや脱力、歩行困難等が現れる。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「キノホルム製剤は、整腸剤として販売されていたが、現在、日本ではアメ ーバ赤痢にのみ使用されている。」ですが、誤った記述です。

 配偶者のように、全体的におかしな選択肢です。

 手引きには…、

 「米国では1960年にアメーバ赤痢への使用に限ることが勧告された。」

 「日本では、1970年8月になって、スモンの原因はキノホルムであるとの説が発表され、同年9月に販売が停止された。

 …とあります。

 まずもって、キノホルム製剤ですが、販売が停止されています。

 販売停止されているのですから、使用されることも「ない」と考えられます。

 また、「アメーバ赤痢への使用に限る」ですが、これは、米国での話であって、日本ではありません。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、他県にて、「米国では1960年にアメーバ赤痢への使用に限ることが勧告された。」のところが正面から問われたので、チェックしておきましょう。

選択肢d

 選択肢dの「スモン患者に対する施策や救済制度として、治療研究施設の整備、重症患 者に対する介護事業等が講じられている」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 正しいものの組み合わせを探せば、

 正解:5

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

 >>> 次の問題へ。

基本知識

 1問:医薬品の本質

 2問:医薬品の効果とリスク評価

 3問:健康食品

 4問:医薬品の副作用

 5問:アレルギー

 6問:一般用医薬品の使用

 7問:一般用医薬品の不適正な使用と副作用

 8問:医薬品の相互作用

 9問:医薬品と食品の相互作用

 10問:小児への医薬品の使用

 11問:高齢者への医薬品の使用

 12問:妊婦等への医薬品の使用

 13問:プラセボ効果

 14問:医薬品の品質

 15問:セルフメディケーション

 16問:販売時コミュニケーション

 17問:薬害及び薬害の訴訟

 18問:サリドマイド及びサリドマイド訴訟

 19問:スモン及びスモン訴訟

 20問:CJD及びCJD訴訟

令和4年度 関西広域連合 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和4年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

みんなとシェアする