本問は、「基本知識」の「サリドマイド及びサリドマイド訴訟」についての出題です。基礎知識では、ほぼ毎回出題される内容なので、テキストの精読は必須です。選択肢を1つとして、落とさないようにしましょう。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
「サリドマイド訴訟」の問題です。
「薬害」については、細かいところまで問われています。
「サリドマイド・サリドマイド訴訟のポイントまとめ+憶え方」などを参考に、対策を練っておきましょう。
選択肢aの「サリドマイド訴訟は、サリドマイド製剤を妊娠している女性が使用した ことにより、出生児に四肢欠損、耳の障害等の先天異常(サリドマイド胎芽 症)が発生したことに対する損害賠償訴訟である。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
選択肢の太文字部分ともども、テキストを精読しておきましょう。ほぼすべて出ます。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「サリドマイドは、妊娠している女性が摂取した場合、血液-胎盤関門を通 過して胎児に移行する」ですが、正しい記述です。
これも、そのとおりの記述です。テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「サリドマイドは、催眠鎮静成分として承認・販売されたが、副作用として 血管新生を促進する作用がみられた」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「血管新生を促進する」のところです。
正しくは、「血管新生を妨げる」です。
基本問題なので、必ず正解しましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
太文字の「催眠鎮静成分」は、ガチで押えておきましょう。
また、「胃腸薬」にも配合されていたので、併せて、押えておきましょう。
選択肢dの「サリドマイドによる薬害は、その光学異性体のうち、一方の異性体のみが 有する作用であることから、もう一方の異性体を分離して製剤化した場合には、避けることができる」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「もう一方の異性体を分離して製剤化した場合には、避けることができる」のところです。
手引きには…、
「サリドマイドが摂取されると、R体とS体は体内で相互に転換するため、R体のサリドマイドを分離して製剤化しても催奇形性は避けられない」
…とあります。
テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする