90問‐福岡県 H30年度(2018年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、ステロイド性抗炎症成分についての問題です。難しいところはありません。基礎・基本事項の出題です。

90問‐ステロイド性抗炎症成分

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説:ア

 選択肢アの「主なステロイド性抗炎症成分としては、デキサメタゾン、プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル、プレドニゾロン酢酸エステル等がある。」ですが、正しい記述です。

 選択肢の言う成分は、「ステロイド性抗炎症成分」です。

 参考:デキサメタゾン

 参考:プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル

 参考:プレドニゾロン酢酸エステル

 よって、選択肢の「ア」は、「正」と相なります。

解説:イ

 選択肢イの「末梢組織の免疫機能を高める作用を示す。」ですが、誤った記述です。

 ガチで間違っています。

 ステロイド性抗炎症成分は、長期連用すると、末梢組織の免疫機能を低下させます。

 よく出る論点なので、確実に暗記してください。

 よって、選択肢の「イ」は、「誤」と相なります。

解説:ウ

 選択肢ウの「水痘(水疱瘡)、みずむし、たむし又は化膿している患部の症状を改善させるので、使用が推奨されている。」ですが、誤った記述です。

 これまた、ガチで間違っています。「逆」です。

 選択肢のいう「水痘(水疱瘡)、みずむし、たむし又は化膿している患部」は、使用してはいけないところです。

 よって、選択肢の「ウ」は、「誤」と相なります。

解説:エ

 選択肢エの「体の一部に生じた湿疹、皮膚炎等の一時的な皮膚症状(ほてり・腫れ・痒み等)の緩和を目的とするものであり、広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎を対象とするものではない。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 基本的に、一般用医薬品は、「対処療法的なもの」です。

 よって、一般用医薬品は、症状の重いもの・酷いもの・慢性的なもの・広範囲なものを対象としていません。この場合、「受診勧奨」となります。

 よって、選択肢の「エ」は、「正」と相なります。

答え

 「ア」は「正」です。

 「イ」は「誤」です。

 「ウ」は「誤」です。

 「エ」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、「3」と相なります。

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 61問:かぜ及びかぜ薬・・・「ふつう」。

 62問:風邪薬・・・「ふつう」。

 63問:解熱鎮痛薬・・・「ふつう」。

 64問:めまい及び乗物酔い防止薬・・・「ふつう」。

 65問:小児の疳及び小児鎮静薬・・・「難」。

 66問:鎮咳去痰薬・・・「ふつう」。

 67問:口腔咽喉薬及びうがい薬(含嗽薬)1・・・「ふつう」。

 68問:口腔咽喉薬及びうがい薬(含嗽薬)2・・・「難」。

 69問:胃液分泌抑制作用・・・「ふつう」。

 70問:健胃薬・・・「難」。

 71問:整腸薬及び止瀉薬・・・「ふつう」。

 72問:瀉下薬・・・「ふつう」。

 73問:胃腸鎮痛鎮痙薬・・・「ふつう」。

 74問:駆虫薬・・・「ふつう」。

 75問:心臓などの器官や血液に作用する薬・・・「難」。

 76問:高コレステロール改善薬・・・「ふつう」。

 77問:貧血用薬・・・「ふつう」。

 78問:循環器用薬・・・「やや難」。

 79問:痔疾用薬・・・「ふつう」。

 80問:外用痔疾用薬・・・「ふつう」。

 81問:女性ホルモン・・・「ふつう」。

 82問:婦人薬・・・「難」。

 83問:カンゾウを含む漢方処方製剤・・・「難」。

 84問:アレルギー用薬・・・「ふつう」。

 85問:アレルギーに用いられる漢方処方製剤・・・「難」。

 86問:鼻炎薬・・・「ふつう」。

 87問:眼科用薬1・・・「ふつう」。取れる問題。

 88問:眼科用薬2・・・「ふつう」。

 89問:抗菌作用・・・「ふつう」。

 90問:ステロイド性抗炎症成分・・・「ふつう」。

 91問:殺菌消毒薬・・・「ふつう」。

 92問:毛髪用薬・・・「やや難」。

 93問:歯槽膿漏薬・・・「ふつう」。

 94問:禁煙補助剤(咀嚼剤)・・・「ふつう」。

 95問:滋養強壮保健薬・・・「ふつう」。

 96問:ビタミン成分・・・「ふつう」。

 97問:生薬成分・・・「難」。

 98問:殺虫剤・・・「ふつう」。

 99問:尿糖・尿タンパク検査・・・「ふつう」。

 100問:妊娠検査薬・・・「ふつう」。

H30 福岡県 科目別

 苦手科目の克服等には、以下の科目別リンクを利用してください。

 ・H30 福岡 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・薬事に関する法規と制度(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

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こまごましたもの

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 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

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