本問は、「医薬品」の「頭皮・毛根への外皮用薬」についての問題です。生薬の選択肢が1つありますが、別にできなくても最終解答は導けます。ただ、毛髪用薬の生薬は、そこそこ出るので押さえておくべきです。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「毛髪用薬のうち「円形脱毛症」の疾患名を掲げた効能・効果は、医薬品においてのみ 認められている。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「毛髪用薬のうち、配合成分やその分量等にかんがみて人体に対する作用が緩和なものについて は、医薬部外品(育毛剤、養毛剤)として製造販売されているが、」
「「壮年性脱毛症」「円形脱毛症」「粃糠性脱毛症」「瀰漫性脱毛症」等の疾患名を掲げた効能・効果は、医薬品においてのみ認 められている」
…とあります。
医薬品・医薬部外品の別は、近年よく出るので、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「女性ホルモンによる脱毛抑制効果を期待して、女性ホルモン成分の一種であるエスト ラジオール安息香酸エステルが配合されている場合がある」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「脱毛は男性ホルモンの働きが過剰であることも一因とされているため、女性ホルモンによ る脱毛抑制効果を期待して、
「女性ホルモン成分の一種であるエストラ ジオール安息香酸エステルが配合されている場合がある」
…とあります。
こんな次第で、「エストラジオール安息香酸エステル 」が入ってます。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「カルプロニウム塩化物は、末梢組織においてアドレナリンに類似した作用を示し、頭 皮の血管を拡張、毛根への血行を促すことによる発毛効果を期待して用いられる」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「アドレナリン」のところです。
正しくは、「アセチルコリン」です。
「カルプロニウム塩化物」の定番論点です。押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「ヒノキチオールは、頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期 待して用いられる。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「ヒノキチオール」のところです。
正しくは、「カシュウ」です。
選択肢の言う「ヒノキチオール」は、「ヒノキ科のタイワンヒノキ、ヒバ等から得られた精油成分で、抗菌、抗炎症などの作用 を期待」です。
頭皮用薬の生薬は、結構出るので、オイシイ生薬です。
「カシュウ」ともども、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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