本問は、「医薬品」の「衛生害虫及び殺虫剤・忌避剤」についての問題です。衛生害虫に突っ込んだ出題があります。選択肢の2つは、基本レベルなので大丈夫ですが、残る2つは、そこそこテキストを読み込んでないと厳しいです。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、解けるようにはなっておきましょう。
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本問の難易度は、「やや難」です。
選択肢1の「シラミは、シラミの種類ごとに寄生対象となる動物が決まっているため、ヒト以外の 動物に寄生するシラミがヒトに寄生して直接的な害を及ぼすことはない。」ですが、正しい記述です。
シラミの正しい記述です。
手引きには…、
「シラミの種類ごとに寄生対象となる動物が決まっているため、ヒト以外の動物に寄生する シラミがヒトに寄生して直接的な害を及ぼすことはない。」
…とあります。
シラミがここまで突っ込まれたのは、初かと思います。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「イエダニは、日本脳炎、マラリア、黄熱、デング熱等の重篤な病気を媒介する。 」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「イエダニ」のところです。
正しくは、「蚊」です。
選択肢の記述は、「蚊」ですね。
「イエダニ」は、「ネズミを宿主として移動し生息場所を広げていく。吸血による刺咬のため激しい痒みを生じる。また、発疹熱などのリケッチア、ペストなどを媒介する。」となっています。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢3の「殺虫剤は人体に対する作用が強いため、すべて医薬品として製造販売されている。 」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「すべて医薬品として製造販売されている」のところです。
手引きには…、
「殺虫剤・忌避剤のうち、人体に 対する作用が緩和な製品については医薬部外品として製造販売されているが、」
「原液を用時希釈し て用いるもの、長期間にわたって持続的に殺虫成分を放出させる又は一度に大量の殺虫成分を放 出させるもの、劇薬に該当するもの等、取扱い上、人体に対する作用が緩和とはいえない製品に ついては医薬品として扱われる」
…とあります。
よって、医薬部外品の殺虫剤もあります。といいますか、市販されているものは、医薬部外品の方をよく耳目します。
家の殺虫剤を一度見てください。
まあ、本問では、「すべて」という大きな形容があるので、この点で、おかしいなーと判断できるかと思います。
「「すべて」と「のみ」と「必ず」のある選択肢に注意する‐登録販売者 」を一読願います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢4の「忌避剤は人体に直接使用され、蚊やノミ等が人体に取り付いて吸血するのを防止する ことに加えて、虫さされによる痒 みや腫れなどの症状を和らげる効果もある。 」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「虫さされによる痒 みや腫れなどの症状を和らげる効果もある」のところです。
忌避剤ですが、「虫さされによる痒 みや腫れなどの症状を和らげる効果はない」です。
あくまで、“忌避”剤です。よく出るので、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「1」は「正」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「誤」です。
「正しいもの」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。
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