本問は、「適正使用」の「安全対策」についての問題です。過去にあまり出題実績のないところが出題されており、確答の難しい問題です。定番の選択肢もありますが、これ以外は、シッカリとテキストを精読していないと、解けないと思います。復習して、解けるようにはなっておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「製造販売業者等は、副作用等の情報収集を行う義務がある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「その後1996年の薬事法改正により、製造販売業者等が副作用等の情報収集の義務を負うことが明記されている」
…とあります。
テキストは、遺漏なく精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「一般用医薬品について、既存の医薬品と明らかに異なる有効成分が配合されたものに ついては、10 年を超えない範囲で厚生労働大臣が承認時に定める一定期間(概ね8年)、 承認後の使用成績等を製造販売業者等が集積し、厚生労働省へ提出する再審査制度が適 用される。」ですが、正しい記述です。
本問の場合、「既存の医薬品と明らかに異なる有効成分が配合されたもの」なので、「10 年を超えない範囲で厚生労働大臣が承認時に定める一定期間(概ね8年)」で正しいです。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、似たような論点に、「医療用医薬品で使用されていた有効成分を一般用医薬品で初めて配合したもの」があります。
この場合は、「承認条件として承認後の一定期間(概ね3年)安全性に関する調査及び調査結果の報告が求められている」となっています。
両方とも、他県で出題実績があります。併せて、押えておきましょう。
また、数字は、常に狙われています。「適正使用の数字」を一読をば。
選択肢cの「医療用医薬品で使用されていた有効成分を初めて配合した要指導医薬品については、 安全性が確認されているため、承認後の安全性に関する調査が製造販売業者に求められ ることはない。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「承認後の安全性に関する調査が製造販売業者に求められ ることはない」のところです。
要指導医薬品においても、先の選択肢bの解説で見たような、再審査制度があります。
手引きには、「要指導医薬品は、上記と同様に調査結果の報告が求められている。」となっています。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「血液製剤等の生物由来製品を製造販売する企業に対して、当該製品又は当該製品の原 料又は材料による感染症に関する最新の論文や知見に基づき、当該企業が製造販売する 生物由来製品の安全性について評価し、その成果を定期的に国へ報告する制度を導入し ている」ですが、正しい記述です。
生物由来製品にも、報告制度があります。
テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「答え」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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