本問は、「人体」の「脳や神経系」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「脳において、血液の循環量は心拍出量の約 15%、酸素の消費量は全身の約20%と多いが、脳の血管は末梢と比べて物質の透過に関する選択性が高いため、ブドウ糖の消費量は全身の約5%と少ない。 」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「約5%と少ない」のところです。
正しくは、「約25%と多い」です。
憶え方あります。「「人体」の血液の循環量15%、酸素の消費量20%、ブドウ糖の消費量約25%の憶え方」を一読をば。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「小児では、成人と比較して脳内の毛細血管が未成熟であるため、それを補う血液脳関門が発達しており、循環血液中に移行した人体の成分が脳の組織に移行することはほとんどない。」ですが、誤った記述です。
選択肢ぜんぶが間違っています。
正しくは、「血液脳関門が“未発達”であるため、循環血液中に移行した医薬品の成分が“脳の組織に達しやすい”。 」です。
「医薬品」や「適正使用」での乳児等の禁忌を思い出せば、即答できるはずです。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「末梢神経系は、その機能に着目して、随意運動、知覚等を担う体性神経系と、呼吸や血液の循環等のように生命や身体機能の維持のために無意識に働いている機能を担う自律神経系に分類される。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
「入れ替え問題」頻出地点です。
体性神経系と自律神経系の区別は、厳密に!
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「自律神経系は交感神経と副交感神経からなり、交感神経系は瞳孔散大や気管・気管支の拡張、腸の運動亢進等、緊張状態に対応した態勢をとるように働く。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「腸の運動亢進」のところです。
正しくは、「腸の運動低下」です。
「腸の運動亢進」は、いうなれば、トイレタイムであり、“副”交感神経が働いているときです。
交感神経と副交感神経は、ド頻出なので、ガチで暗記してください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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