103問‐秋田県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「適正使用」の「医薬品副作用被害救済制度」の問題です。 「ぜんそくを起こしたことがある人」が表記されるものが問われています。固有事項なので、「医薬品」でキチンと勉強した人なら、大丈夫です。

103問‐医薬品副作用被害救済制度

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「救済の対象となるのは、要指導医薬品や一般用医薬品を含むすべての医薬品につい て適正に使用した場合である。」ですが、誤った記述です。

 「殺虫剤・殺鼠剤、殺菌消毒剤(人体に直接使用するものを除く)、一般用検査薬、一部の日局収載医薬品(精製水、ワセリン等)は、制度の対象外です。

 実によく出るので、テキストを精読しておきましょう。

 参考:副作用被害救済制度の対象外の憶え方+語呂合わせ

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 まあ、本問の場合、「すべて」という大きな形容があるので、ダメと判断できます。

 参考:「すべて」と「のみ」のある選択肢に注意する‐登録販売者

選択肢b

 選択肢bの「救済給付業務に必要な費用のうち、事務費については、全額が製造販売業者から年 度ごとに納付される拠出金によって賄われている。」ですが、誤った記述です。

 事務費ですが、その2分の1相当額は国庫補助により賄われています。

 選択肢の言う「全額」なのは、「給付費」です。

 このあたりの数字は、常に狙われているので、「適正使用の数字」をお目汚しください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「給付の決定については、都道府県知事が判定する」ですが、誤った記述です。

 ずっこける選択肢です。

 「薬事・食品衛生審議会」の諮問・答申を経て、「厚生労働大臣」が判定します。テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「「生物由来製品感染等被害救済制度」は、生物由来製品を介した感染等による健康 被害の迅速な救済を図ることを目的として創設されている」ですが、正しい記述です。

 選択肢の言う「生物由来製品感染等被害救済制度」ですが、CJD訴訟を契機に創設されました。

 「基本知識」の論点が問われることもあるので、ガチ暗記です。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:4

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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適正使用

 101問:添付文書

 102問:添付文書2

 103問:医薬品副作用被害救済制度

 104問:医薬品副作用被害救済制度2

 105問:報告制度

 106問:安全性情報

 107問:副作用情報等の収集、評価

 108問:企業からの副作用報告

 109問:救済給付の支給対象範囲

 110問:報告の仕方

 111問:胃腸薬の適正使用

 112問:添付文書

 113問:添付文書の使用上の注意

 114問:添付文書の使用上の注意2

 115問:相談すること‐基礎疾患

 116問:してはいけない‐長期連用しない

 117問:してはいけない‐飲酒

 118問:一般用医薬品の安全対策

 119問:保管及び取扱い

 120問:医薬品の適正使用等

令和3年度 秋田県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

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こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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