午後第12問‐愛知県 令和5年度（2023年度）過去問と解説
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
本問は、「人体」の「薬の代謝、排泄」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
午後第12問‐薬の代謝、排泄
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難易度コメント＋こたえ
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢a
選択肢aの「有効成分の母乳中への移行においては、乳児に対して副作用を発現するほどの濃度とはな らないことが知られている。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「乳児に対して副作用を発現するほどの濃度とはな らないことが知られている」のところです。
手引きには…、
「有効成分の母乳中への移行は、乳児に対 する副作用の発現という点で、軽視することはできない」
…とあります。
まあそもそも、選択肢のいうように、「乳児に対して副作用を発現するほどの濃度とはな らない」のであれば、「適正使用」に「授乳中の人は本剤を服用しない か、本剤を服用する場合は授乳を 避けること」の論点は、「ない」はずです。
実際には、「ある」わけですから、選択肢の言うことは間違っている、と相なります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢b
選択肢bの「肝初回通過効果とは、全身循環に移行する有効成分の量が、消化管で吸収された量よりも 肝臓で代謝を受けた分だけ少なくなることをいう」ですが、正しい記述です。
「肝初回通過効果」の正しい記述です。
他県でも、しばしば問われるので、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢c
選択肢cの「循環血液中に移行した多くの有効成分は、血液中で複合体を形成しており、複合体を形成 している有効成分の分子は薬物代謝酵素の作用で代謝されず、トランスポーターによって輸 送される。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「トランスポーターによって輸 送される」のところです。
正しくは、「トランスポ ーターによって輸送されることもない」です。
当該論点は、小難しい記述が続きますが、本当によく出ます。
何度もテキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢d
選択肢dの「薬物代謝酵素の遺伝子型には個人差がある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには、そのまんまですが…、
「薬物代謝酵素の遺伝子型には個人差がある。」
…とあります。
遺漏なく、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
答え
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解：4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は２回念押し‐最終得点は２～３点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
人体
令和5年度 愛知県 科目別
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
独学向け教材
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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