本問は、脳や神経系についての問題です。難しいところはありません。テキストを精読し、過去問を解いていれば、穏当に取れます。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
aの「小児では、成人と比較して血液脳関門が未発達であるため、循環血液中に移行した医薬品の成分が脳の組織に到達しにくい。」ですが、誤った記述です。
これまた「逆」の問題です。
小児は血液脳関門が未発達のため、「医薬品の成分が脳の組織に達しやすい」です。
んなもんで、小児の「医薬品」の摂取には、注意を払わないといけない、ってな次第です。
よって、選択肢の「a」は、「誤」と相なります。
bの「延髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢がある。」ですが、正しい記述です。
「ひっかけ問題」で、「“脊髄”には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢がある」などと出ているので、注意してください。
「延髄・・・心臓中枢と呼吸中枢」です。
よって、選択肢の「b」は、「正」と相なります。
cの「末梢神経系のうち体性神経系は、呼吸や血液の循環等のように生命や身体機能の維持のため無意識に働いている機能を担う。」ですが、誤った記述です。
基本問題です。
「体性神経系」は、意識的に動かせる系統です。
無意識で働くのは、「自律神経系」です。
んなもんで、間違っているのは「末梢神経系のうち体性神経系」で、正しくは「末梢神経系のうち自律神経系」です。
よって、選択肢の「c」は、「誤」と相なります。
dの「脊髄は脊椎の中にあり、脳と末梢の間で刺激を伝えるほか、末梢からの刺激の一部に対して脳を介さずに刺激を返す場合がある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
先に言いましたが、「ひっかけ問題」で、「脊髄」と「延髄」は、狙われています。
たとえば、「“延髄”は脊椎の中にあり…(略)…刺激を返す場合がある。」などと出題されても、判別できるようになっておきましょう。
よって、選択肢の「d」は、「正」と相なります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
先の組み合わせを探せば、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
21問:消化器系1・・・「ふつう」。
22問:消化器系2・・・「ふつう」。
23問:消化器系3・・・「ふつう」。
24問:呼吸器系・・・「ふつう」。
25問:循環器系・・・「ふつう」。
26問:泌尿器系・・・「ふつう」。
27問:目・・・「ふつう」。
28問:外皮系・・・「ふつう」。
29問:骨格系及び筋組織・・・「ふつう」。
30問:脳や神経系・・・「ふつう」。
31問:有効成分の吸収・・・「ふつう」。
32問:剤形・・・「ふつう」。
33問:肝機能障害・・・「ふつう」。
34問:偽アルドステロン症・・・「ふつう」。
35問:無菌性髄膜炎・・・「ふつう」。
36問:消化性潰瘍など・・・「ふつう」。
37問:副作用‐喘息・・・「ふつう」。
38問:副作用‐循環器系・・・「ふつう」。
39問:副作用‐皮膚の症状・・・「ふつう」。
40問:副作用‐薬疹・・・「ふつう」。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする