39問‐東京都 R1年度(2019年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、副作用のうち皮膚の症状についての問題です。難しいところはありません。ほぼ取れるはずです。

39問‐副作用‐皮膚の症状

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説:a

 aの「光線過敏症の症状は、医薬品が触れた皮膚の部分だけでなく、全身へ広がって重篤化する場合がある。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストを読んでおけば大丈夫でしょう。

 よって、選択肢の「a」は、「正」と相なります。

解説:b

 bの「アレルギー性皮膚炎は、発症部位が医薬品の接触部位に限定される。」ですが、誤った記述です。

 アレルギー性皮膚炎の場合、発症部位は医薬品の接触部位に限定されません。

 ところで、接触皮膚炎だと、医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じます。

 2つを、整理して憶えましょう。

 選択肢の「b」は、「誤」と相なります。

解説:c

 cの「接触皮膚炎は、原因となった医薬品との接触がなくなれば、通常は1週間程度で症状は治まり、再びその医薬品と接触しても再発はしない。」ですが、誤った記述です。

 前半の「原因となった医薬品との接触がなくなれば、通常は1週間程度で症状は治まる」は、正しいです。

 しかし、後半の「再びその医薬品と接触しても再発はしない。」が誤りです。

 接触皮膚炎は、再び医薬品に触れると再発します。

 よって、選択肢の「c」は、「誤」と相なります。

解説:d

 dの「光線過敏症が現れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、患部は洗浄せずそのままの状態で、白い生地や薄手の服で遮光し、速やかに医師の治療を受ける必要がある。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「患部は洗浄せずそのままの状態で」のところです。

 正しくは、「皮膚に医薬品が残らないよう十分に患部を洗浄し」です。

 「原因と考えられる医薬品の使用を中止」や「白い生地や薄手の服で遮光」「速やかに医師の治療を受ける」は、どれも正しい処置です。

 よって、選択肢の「d」は、「誤」と相なります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:1

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 21問:消化器系1・・・「ふつう」。

 22問:消化器系2・・・「ふつう」。

 23問:消化器系3・・・「ふつう」。

 24問:呼吸器系・・・「ふつう」。

 25問:循環器系・・・「ふつう」。

 26問:泌尿器系・・・「ふつう」。

 27問:目・・・「ふつう」。

 28問:外皮系・・・「ふつう」。

 29問:骨格系及び筋組織・・・「ふつう」。

 30問:脳や神経系・・・「ふつう」。

 31問:有効成分の吸収・・・「ふつう」。

 32問:剤形・・・「ふつう」。

 33問:肝機能障害・・・「ふつう」。

 34問:偽アルドステロン症・・・「ふつう」。

 35問:無菌性髄膜炎・・・「ふつう」。

 36問:消化性潰瘍など・・・「ふつう」。

 37問:副作用‐喘息・・・「ふつう」。

 38問:副作用‐循環器系・・・「ふつう」。

 39問:副作用‐皮膚の症状・・・「ふつう」。

 40問:副作用‐薬疹・・・「ふつう」。

R1 東京都 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・R1 東京 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

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こまごましたもの

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