登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」の「内服アレルギー用薬」の総論的なことや、受診勧奨等の頻出事項のまとめ。
結論から言うと、第7節「内服アレルギー用薬」は、費用対効果が高いところなので、優先すべしってな塩梅です。
当該論点は、本試験で確実に「1~2問」が出題されます。
「内服アレルギー用薬」は、そこそこのボリュームですが、勉強することの大半は、抗ヒスタミン成分や抗コリン成分など、これまでに学習したものばかりです。
抗ヒスタミン成分が数が多いのでちょっとだけ面倒ですが、新しく憶えることは、多くはないです。
わりかしスグにマスターできるので、さっさと消化して、貴重な1点を確保してください。
では、「医薬品」の第7節「内服アレルギー用薬」の各成分へのリンクです。
内服アレルギー用薬 抗炎症成分(グリチルリチン酸二カリウム・グリチルリチン酸・グリチルリチン酸モノアンモニウム・トラネキサム酸)のまとめ・リンク
内服アレルギー用薬の頻出論点に、おなじみの「併用ダメ」があります。
内服アレルギー用薬の成分は、風邪薬等に配合されているものが多く、それらと併用すると、効果が重複して、効き目が強くなったり、副作用が起こりやすくなったりします。
本試験では、「内服アレルギー用薬(じんましんの薬等)と、鼻炎の薬とは、影響し合わない」とか「内服薬の内服アレルギー用薬と、外用薬の鼻炎用点鼻薬とは、影響し合わない」などと出題されています。
言うまでもなく、「×」です。
本当に「併用ダメ」がよく出るので、テキストを精読しておきましょう。
内服アレルギー用薬のポイントは、以下の通りです。
選択肢の1つとして出るので、すべてをチェックしておきましょう。
内服アレルギー用薬は、一時的な症状の緩和に用いられるものなので、長期連用を避けます。
予防的にアレルギーを抑えるため、内服アレルギー用薬を使用するのは不適切です。
皮膚症状が治まると、喘息が現れるなど、アレルギー症状が連鎖して起きる場合は、医療機関で受診します。
高熱が伴うアレルギー反応は、感染症等の重大な病気の可能性があります。
皮膚感染症により、湿疹や痒みが現れたときは、皮膚感染症の治療を優先すべきです。
一般用医薬品(漢方処方製剤を含む)には、アトピー性皮膚炎による慢性湿疹などの治療を目的とするものはありません。
また、アレルギーの治療の「減感作療法(アレルゲンに対して徐々に身体を慣らしていく)」は、医師の指導のもとで行なわれるべきで、自己判断で行なうのは避けるべきです。
よくある過去問としては…、
① 一般用医薬品のアレルギー用薬は、主に一時的な症状の緩和に用いられる。
② 内服のアレルギー用薬と外用の鼻炎用点鼻薬で同じ成分が重複することがあるが、投与経路が違うので、相互に影響し合うことはない。
…といった感じで出題されています。
①の「一般用医薬品のアレルギー用薬は、主に一時的な症状の緩和に用いられる」ですが、正しい記述です。
選択肢の言うように、一般用医薬品は、あくまで、一時的な対処です。
対して、慢性的な症状は、医療機関を受診するなどが正しい対処です。
よって、①は、「○」と相なります。
②の「内服のアレルギー用薬と外用の鼻炎用点鼻薬で同じ成分が重複することがあるが、投与経路が違うので、相互に影響し合うことはない」ですが、まったくの誤りです。
投与経路が違っていても、成分が重複していれば、効果も累積します。
「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、テキストを精読しておきましょう。
よって、②は、「×」と相なります。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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