令和3年度(2021年度)第2種電気工事士の技能試験・候補問題の複線図 NO.4の書き方

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 2021年(令和3年度)の2電工・技能試験の候補問題の複線図の対策ページ。このページでは、「NO.4」の複線図の書き方を「画像」にして提供する。本問の複線図は、かなりカンタンである。「BE(漏電遮断器)」のところは、問題文に指定があるため、それに従うのみ。よって、「B(配線用遮断器)」のところだけ、気をつければいいだけであるが、ここも、基本的なものしかないので、困ることはない。

はじめに

 「複線図」の書き方ですが、当方では…、

 ①接地側:電灯(負荷)とコンセントをつなぐ。

 ②非接地側:点滅器(スイッチ)とコンセントをつなぐ。

 ③残りをつなぐ。

 …という順序でやっていきます。

 憶え方としては、「デンコ テンコ」です。

 「デンコ」は、「“電”灯と“コン”セント」です。

 「テンコ」は、「“点”滅器と“コン”セント」です。

 なお、複線図を書く順番は、決まっていないので、お使いのテキストに準拠してください。

複線図 NO.4‐「BE(漏電遮断器)」と「B(配線用遮断器)」

 候補問題のNO.4の複線図ですが、三相の「BE(漏電遮断器)」の「R・S・T」のところは、問題文に指定があるので、複線図の作業としては、「やることがない」です。

 よって、まずもって、その指示に従い、たとえば…、

 …くらいに、ざっと書き上げればいいです。

 残る「B(配線用遮断器)」ですが、要は、電源線とスイッチと引掛けシーリングとコンセントをつなげるという、“定番作業”ばかりなので、問題はないはずです。

 まあ、大丈夫とは思いますが、念のため、以下に、「B(配線用遮断器)」の複線図の書き方を見ていきます。

接地側‐デンコ

 次に、電源線の接地側(白)です。

 接地側は、「デンコ」なので、「電灯(負荷)」と「コンセント」をつなぎます。

 本問では、接地側の電源線に、「イ」の引掛けシーリングと、コンセントとをつなげることと相なります。

 接地側だけをつないだものが、先の画像となります。

非接地側‐テンコ

 次は、非接地側(黒)の作業です。

 非接地側は、「テンコ」なので、「点滅器(スイッチ)」と「コンセント」をつなぎます。

 「点滅器(スイッチ)」は、「イ」の1つしかないので、ふつうに非接地側とつなげるだけです。

 「コンセント」も、1つしかないので、問題はないはずです。

 まあ、注意すべきは、黒の「渡り線」を使うことくらいです。

 「渡り線」ですが、つながってさえいればいいので、どうつなげるかは、お使いのテキストに準拠してください。

 まあ、他の候補問題でも、「渡り線」はしばしば登場するので、お茶の子さいさいでしょう。

 こんな次第で、非接地側だけをつなぐと、先の画像となります。

残りをつなげる

 後は、「イ」の点滅器と引掛けシーリングをつなげるだけです。

 「イ」からは、黒の電線で、引掛けシーリングからは、赤の電線でつなげます。

 電線の色は、気にしなくていいです。

 実際問題、その色の電線しか残ってないので、それでつなげるだけです。

まとめと次

 先の画像をまとめると…、

 …となります。

 実際の作業は、ホントに、「B(配線用遮断器)」のところしかないので、大丈夫かと思います。

 このように、複線図の作業はカンタンです。

 しかしながら、実際の組み立ては、ゴチャゴチャして、そこそこ手を焼きます。

 複線図の作成に、時間を取られないようにしましょう。

 以上、候補問題NO.4の複線図の書き方でした。

 次の候補問題へ。

 ところで、本問の「候補問題」の『解説』は、「こちら」です。

独学向け教材等

 最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介します。

 たとえば…、

 「ホーザン 合格クリップ」や、

 「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、

 「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。

 絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。

第2種電気工事士のこまごましたもの

 「第2種電気工事士:独学資格ガイド」でも述べていますが、2電工は圧倒的な求人数を誇る優良資格で、人生の保証・保険になる資格です。わたし個人、とって本当に損がなかったと、ひしひし感じています。何か資格でも、とお考えの方は、いの一番に2電工を推薦します。

 先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。

 第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。

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