第6問‐鳥取県 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「小児」の問題です。テキストを精読し、過去問演習を繰り返していれば、まず、解ける問題です。貴重な1点を確保です。

第6問‐小児

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 テキストをきっちり読み込んでおけば大丈夫なはずです。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「医療用医薬品の添付文書等の記載要領の留意事項(平成 29 年6月8日付け薬生安発 0608 第1号厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課長通知別添)」において、小児という 場合には、おおよその目安として、7歳未満の年齢区分が用いられている。」ですが、誤った記述です。

 ガチの基本問題です。

 間違っているのは、「7歳未満」のところです。

 正しくは、「7歳以上、15歳未満」です。

 「高齢者と乳児・幼児・小児の年齢の憶え方 」で、憶えてしまってください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が相 対的に高い」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 「小児・・・腸長い、吸収高い」は、ガチ暗記してください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「年齢に応じた用法用量が定められていない医薬品の場合は、保護者等に対して、成人 用の医薬品の量を減らして小児へ与えるよう説明することが重要である」ですが、誤った記述です。

 よく出る「誤った薬の常識」です。

 間違っているのは、「成人 用の医薬品の量を減らして小児へ与えるよう説明することが重要である」のところです。

 たとえば、「アスピリン」などは、「15歳未満の小児に対してはいかなる場合も使用しないこととなっている」ので、たとえ、半分にしても、不適切な摂取となります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「小児は、血液脳関門が発達しているため、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の 成分が脳に達しにくい」ですが、誤った記述です。

 「逆」の問題です。

 正しくは、「血液脳関門が“未発達である”ため、吸収されて循環血液中に 移行した医薬品の成分が“脳に達しやすい”」です。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:5

 もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が上がります。

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基本知識

 1問:医薬品の副作用

 2問:健康食品

 3問:相互作用

 4問:医薬品のリスク評価

 5問:医薬品の本質

 6問:小児

 7問:高齢者

 8問:妊婦等

 9問:プラセボ効果

 10問:セルフメディケーション

 11問:アレルギー(過敏反応)

 12問:医薬品の品質

 13問:一般用医薬品の役割

 14問:一般用医薬品の定義

 15問:医療機関で治療を受けている人

 16問:適正使用と副作用

 17問:サリドマイド及びサリドマイド訴訟

 18問:HIV訴訟

 19問:CJD訴訟

 20問:亜急性脊髄視神経症(スモン)

令和5年度 鳥取県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後第1~40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後第41問~60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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