第20問‐鳥取県 令和5年度（2023年度）過去問と解説
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
本問は、「基本知識」の「亜急性脊髄視神経症（スモン）」についての出題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
第20問‐亜急性脊髄視神経症（スモン）
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難易度コメント＋こたえ
本問の難易度は、「ふつう」です。
解説
スモン訴訟の基礎問題です。
ド定番論点なので、「スモン・スモン訴訟のポイントまとめ」を、一読してください。
選択肢a
選択肢aの「スモンの原因となったキノホルム製剤には、一般用医薬品として販売されていた製品 もある。」ですが、正しい記述です。
手引きには…、
「サリドマイド製剤、キノホルム製剤については、過去に一般用医薬品として販売されていたこ ともある」
…とあります。
他県でも、よくよく出ています。ガチで押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢b
選択肢bの「キノホルム製剤は、我が国では現在、アメーバ赤痢への使用に限定して販売されてい る。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「我が国では現在、アメーバ赤痢への使用に限定して販売されてい る」のところです。
滅茶苦茶な選択肢です。
手引きには…、
「米国では１９６０年にアメーバ赤 痢への使用に限ることが勧告された。」
「日本では、１９７０年８月になって、スモンの原因は キノホルムであるとの説が発表され、同年９月に販売が停止された。」
…とあります。
「アメーバ赤痢」ウンヌンですが、これは、米国の記述であり、日本で起きたものではありません。
んで、日本では、「日本では、１９７０年８月になって、スモンの原因は キノホルムであるとの説が発表され、同年９月に販売が停止された」とあるので、現在は、販売が中止されています。
テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢c
選択肢cの「スモン患者に対する施策や救済制度として、施術費及び医療費の自己負担分の公費負 担、重症患者に対する介護事業等が講じられている。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢d
選択肢dの「スモン訴訟を契機として、医薬品副作用モニター制度が創設された」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「医薬品副作用モニター制度」のところです。
正しくは、「医薬品副作用被害救済制度」です。
絶対レベルの問題です。
手引きには…、
「サリドマイド訴訟、スモン訴訟を契機として、１９７９年、医薬品の副作用による健康被 害の迅速な救済を図るため、医薬品副作用被害救済制度が創設された。」
…とあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
ちなみに、「医薬品副作用モニター制度」は、「法規」の論点です。
手引きには、「本制度は、１９６７年３月より、約３０００の医療機関をモニター施設に指定して、厚生省 （当時）が直接副作用報告を受ける「医薬品副作用モニター制度」としてスタートした」とあります。
テキストを精読しておきましょう。
答え
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解：2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は２回念押し‐最終得点は２～３点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
基本知識
令和5年度 鳥取県 科目別
独学向け教材
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
こまごましたもの
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興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者：語呂合わせ」や「登録販売者：まとめ」、「登録販売者：憶え方」などをお目汚しください。
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