本問は、「医薬品」の「循環器用薬」の問題です。漢方処方製剤の選択肢が1つ、生薬の選択肢が1つあります。両方ともわからなくても、残りの選択肢で何とか最終解答を導けます。とはいえ、復習して、解けるようにはなっておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「ルチンは、ニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸の働きによって末梢の血液循環を改 善する作用を示すとされる。
選択肢の言う「ニコチン酸が遊離し」ウンヌンなのは、「ヘプロニカート」や「イノシトールヘキサニコチネート」です。
ビタミンEと組み合わせて用いられる場合が多いです。
なお、「ルチン」ですが、これは、「ビタミン様物質の一種で、高血圧等における毛細血管の補強、強化の効果を期待して用いられる」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「日本薬局方収載のコウカを煎じて服用する製品は、冷え症及び血色不良に用いられる。」ですが、正しい記述です。
「コウカ」の正しい記述です。
余裕のある人は、生薬の「日本薬局方」の論点をまとめた、「登録販売者「日本薬局方」のある生薬のまとめ」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「ユビデカレノンは、心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって、血液 循環の改善効果を示すとされる」ですが、正しい記述です。
「ユビデカレノン」の正しい記述です。
別名、「コエンザイムQ10」です。んで、「ビタミンB群とともに働く」です。憶え方は、成分のページを参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「三黄瀉心湯は、体力中等度以上で、のぼせ気味で顔面紅潮し、精神不安、みぞおちの つかえ、便秘傾向などのあるものの高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳なり、頭重、 不眠、不安)、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害、血の道症に適すとされる」ですが、正しい記述です。
「三黄瀉心湯」の正しい記述です。
「循環器用薬」の漢方処方製剤は、先の「三黄瀉心湯」のほかに、「七物降下湯」の「2つ」しかないので、押えておいて損はありません。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
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