70問‐千葉県 R2年度(2020年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽薬)」についての問題です。カタカナ成分、生薬、漢方処方製剤が出題されています。特に難しいところはありません。テキストを読んで問題集を解いていれば、解けます。

70問‐口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽薬)

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「ラタニアは、クラメリア科のクラメリア・トリアンドラ及びその同属植物の根を基原とする生薬で、咽頭粘膜をひきしめる(収斂)作用により炎症の寛解を促す効果を期待して用いられる。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 「ラタニア」は、割かしよく出るので、押さえておくべき生薬です。

 参考:ラタニア

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「駆風解毒湯は、体力に関わらず、喉が腫れて痛む扁桃炎、扁桃周囲炎に適すとされる」ですが、正しい記述です。

 「駆風解毒湯」は、数のそうない「体力に関わらず」の漢方処方製剤です。

 参考:ブログ 漢方処方製剤「体力に関らず」

 んで、「駆風解毒湯」ですが、これは、「喉の痛み」の薬です。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 なお、「駆風解毒湯」は、「喉の痛み」の薬ですが、当該カテゴリは、「体力に関わらず」のものが多いです。

 「体力に関わらず」でないものは、「白虎加人参湯丸」だけで、残りは、すべて「体力に関わらず」です。

 こういう把握も、暗記の一手です。

選択肢c

 選択肢cの「トラネキサム酸は、声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛み又は喉の腫れの症状を鎮めることを目的として用いられる」ですが、正しい記述です。

 「トラネキサム酸」は、「抗炎症成分」です。テキストで確認しておきましょう。

 参考:トラネキサム酸

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「デカリニウム塩化物は、炎症を生じた粘膜組織の修復を促す作用を期待して配合される」ですが、誤った記述です。

 「デカリニウム塩化物」は、「殺菌消毒成分」です。

 参考:デカリニウム塩化物

 「組織修復成分」なのは、「アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)」などです。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 他のページで述べていますが、マイナーな成分がピンポイントで狙われています。

 先の「アズレンスルホン酸ナトリウム」ですが、これは、「胃腸薬」でよく出る「組織修復成分」ですが、うがい薬(含漱薬)では、ほとんど出てきませんでした。

 しかし、本問のように、さっくり「含漱薬の組織修復成分」も問われているので、テキストをチェックして、名称くらいは、把握が付くようになっておきましょう。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:4

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 61問:かぜ・かぜ薬・・・「ふつう」。

 62問:かぜ薬の配合成分・・・「ふつう」。

 63問:解熱鎮痛薬・・・「ふつう」。

 64問:プロスタグランジン及び解熱鎮痛薬・・・「やや難」。

 65問:眠気を促す薬・・・「ふつう」。

 66問:眠気防止薬・・・「ふつう」。

 67問:鎮暈薬(乗物酔い防止薬)・・・「ふつう」。

 68問:鎮咳去痰薬・・・「ふつう」。

 69問:鎮咳去痰薬の生薬成分・・・「やや難」。

 70問:口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽薬)・・・「ふつう」。

 71問:制酸薬・・・「ふつう」。

 72問:胃の薬・・・「ふつう」。

 73問:腸の薬・・・「ふつう」。

 74問:胃腸鎮痛鎮痙薬・・・「ふつう」。

 75問:浣腸薬・・・「ふつう」。

 76問:心臓などの器官や血液に作用する薬・・・「ふつう」。

 77問:高コレステロール改善薬・・・「ふつう」。

 78問:貧血用薬・・・「ふつう」。

 79問:循環器用薬・・・「ふつう」。

 80問:痔の薬・・・「ふつう」。

 81問:外用痔疾用薬・・・「ふつう」。

 82問:婦人薬・・・「ふつう」。

 83問:内服アレルギー用薬・・・「ふつう」。

 84問:鼻炎用点鼻薬・・・「ふつう」。

 85問:眼科用薬・・・「ふつう」。

 86問:点眼薬・・・「ふつう」。

 87問:殺菌消毒薬・・・「ふつう」。

 88問:外皮用薬・・・「やや難」。

 89問:外皮用薬2・・・「ふつう」。

 90問:角質軟化薬及びにきび用薬・・・「ふつう」。

 91問:みずむし・たむし用薬・・・「ふつう」。

 92問:歯痛・歯槽膿漏薬・・・「ふつう」。

 93問:禁煙補助剤・・・「やや難」。

 94問:滋養強壮保健薬・・・「ふつう」。

 95問:漢方処方製剤の重篤な副作用・・・「ふつう」。

 96問:生薬成分・・・「難」。

 97問:生薬成分2・・・「ふつう」。

 98問:消毒薬・・・「ふつう」。

 99問:殺虫剤・・・「ふつう」。

 100問:妊娠検査薬・・・「ふつう」。

R2 千葉県 科目別

 苦手科目の克服等には、以下の科目別リンクを利用してください。

 ・R2 千葉県 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

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こまごましたもの

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 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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