午後第16問‐島根県 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「胃腸鎮痛鎮痙薬」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

午後第16問‐胃腸鎮痛鎮痙薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣 を鎮める作用を示す。」ですが、正しい記述です。

 「パパベリン塩酸塩」の正しい記述です。

 キーワードの「平滑筋に直接働く」で、判断してください。なぜか、ここが昔からよく出ます。

 なお、他県で、「ひっかけ」で「平滑筋」が「“横紋筋”」などになっていたので、注意してください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「消化管の粘膜及び平滑筋に対する麻酔作用による鎮痛鎮痙の効果を期待して、オキセサゼインのような局所麻酔成分が配合されている場合がある。」ですが、正しい記述です。

 「オキセサゼイン」ですが、「局所麻酔成分」です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 なお、当該オキセサゼインですが、「適正使用」でもよく出ます。

 「使用しない 小児」や「使用しない 女性系」も、一読願います。

選択肢c

 選択肢cの「抗コリン成分のうち、ジサイクロミン塩酸塩は、副交感神経系の働きを抑える作用が消化管に限定される。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「副交感神経系の働きを抑える作用が消化管に限定される」のところです。

 当該「ジサイクロミン塩酸塩」に限らず、胃腸鎮痛鎮痙薬の「抗コリン成分」は、「副交感神経系の働きを抑える作用は消化管に“限定されない”」となっています。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、「抗コリン成分」ですが、「“副”交感神経系の働き」を抑えます。

 「ひっかけ」で、「“交感神経系”の働き」と、変えられるので、意識して押えておきましょう。

選択肢d

 選択肢dの「下痢を伴う腹痛については、下痢よりも腹痛への対処が優先されるため、胃腸鎮痛鎮痙薬の適用となる。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「下痢よりも腹痛への対処が優先されるため、胃腸鎮痛鎮痙薬の適用となる」のところです。

 正しくは、「基本的に下痢への対処が優先され、胃腸鎮痛鎮痙 薬の適用となる症状でない」です。

 手引きには…、

 「下痢に伴う腹痛については、基本的に下痢への対処が優先され、胃腸鎮痛鎮痙 薬の適用となる症状でない。」

 …とあります。

 テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:1

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 午後1問:かぜ薬

 午後2問:かぜ薬の配合成分

 午後3問:漢方処方製剤(かぜ)

 午後4問:解熱鎮痛成分の働きと副作用

 午後5問:解熱鎮痛成分

 午後6問:漢方処方製剤(鎮痛)

 午後7問:眠気を促す薬及び眠気を防ぐ薬

 午後8問:鎮暈薬

 午後9問:鎮咳去痰薬

 午後10問:漢方処方製剤(鎮咳去痰)

 午後11問:胃の薬

 午後12問:胃に作用する薬

 午後13問:腸の薬の配合成分

 午後14問:腸の薬

 午後15問:漢方処方製剤(腸の薬)

 午後16問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 午後17問:浣腸薬及び駆虫薬

 午後18問:強心薬

 午後19問:高コレステロール改善薬

 午後20問:貧血用薬

 午後21問:痔の薬

 午後22問:漢方処方製剤(泌尿器用薬)

 午後23問:月経及び婦人薬の適用対象

 午後24問:婦人薬

 午後25問:漢方処方製剤(アレルギー)

 午後26問:点鼻薬

 午後27問:点鼻薬の成分

 午後28問:眼科用薬

 午後29問:眼科用薬の配合成分

 午後30問:皮膚に用いる薬

 午後31問:皮膚に用いる薬の成分

 午後32問:ステロイド性抗炎症成分

 午後33問:歯痛薬・歯槽膿漏薬

 午後34問:禁煙補助剤

 午後35問:滋養強壮保健薬

 午後36問:漢方処方製剤(肥満症又は肥胖症)

 午後37問:消毒薬

 午後38問:殺虫成分

 午後39問:一般用検査薬

 午後40問:尿糖・尿タンパク検査薬

令和4年度 島根県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

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