午後第2問‐岡山県 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「解熱鎮痛薬の配合成分」についての問題です。生薬の選択肢が2つありますが、他の選択肢で最終解答は導けます。生薬は、できるなら、押えておきましょう。

午後第2問‐解熱鎮痛薬の配合成分

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「イブプロフェンは、一般用医薬品においては、15 歳未満の小児に対しては、いかなる場合も使用してはならない。」ですが、正しい記述です。

 「イブプロフェン」の正しい記述です。

 手引きには、そのまんまですが…、

 「一般用医薬品においては、15 歳未満の小児に対しては、いかなる場合も使用してはならない。」

 …とあります。

 ド定番論点です。当該禁忌は、ガチで押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「ボウイは、フトミミズ科の Pheretima aspergillum Perrier 又はその近縁動物の内部 を除いたものを基原とする生薬で、古くから「熱さまし」として用いられてきた。」ですが、誤った記述です。

 キーワードの「熱さまし」なのは、「ジリュウ」です。

 「ボウイ」は、「鎮痛、尿量増加(利尿)等の作用を期待」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「アスピリンは、他の解熱鎮痛成分に比較して胃腸障害を起こしやすく、アスピリンア ルミニウム等として胃粘膜への悪影響の軽減を図っている製品もある」ですが、正しい記述です。

 「アスピリン」の正しい記述です。

 テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「シャクヤクは、ボタン科のシャクヤクの根を基原とする生薬で、鎮静作用を示すが、内臓 の痛みには効果がない。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「内臓 の痛みには効果がない」のところです。

 「シャクヤク」ですが、内臓 の痛みにも用いられるものです。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:2

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医薬品

 午後1問:痛みや発熱が起こる仕組み

 午後2問:解熱鎮痛薬の配合成分

 午後3問:かぜ薬

 午後4問:眠気を促す薬

 午後5問:漢方処方製剤(鎮静)

 午後6問:乗り物酔い防止薬

 午後7問:鎮咳去痰薬

 午後8問:気管支拡張成分

 午後9問:口腔咽喉薬及びうがい薬(含嗽薬)

 午後10問:口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽薬)の配合成分

 午後11問:胃の薬

 午後12問:漢方処方製剤(胃の不調)

 午後13問:止瀉薬

 午後14問:瀉下成分

 午後15問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 午後16問:浣腸薬

 午後17問:駆虫薬

 午後18問:強心薬

 午後19問:高コレステロール改善薬

 午後20問:貧血用薬

 午後21問:外用痔疾用薬

 午後22問:漢方処方製剤(泌尿器系)

 午後23問:婦人薬

 午後24問:内服アレルギー用薬

 午後25問:点鼻薬

 午後26問:点眼薬

 午後27問:点眼薬の配合成分

 午後28問:殺菌消毒薬

 午後29問:外皮用薬

 午後30問:抗真菌薬

 午後31問:毛髪用薬

 午後32問:歯痛・歯槽膿漏薬

 午後33問:口内炎・口内炎用薬

 午後34問:禁煙補助剤

 午後35問:滋養強壮保健薬

 午後36問:漢方処方製剤

 午後37問:消毒薬

 午後38問:衛生害虫、殺虫剤、忌避剤

 午後39問:殺虫剤

 午後40問:妊娠検査薬

令和5年度 岡山県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後第1~40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後第41問~60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

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こまごましたもの

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