本問は、「基本知識」の「サリドマイド及びサリドマイド訴訟」についての問題です。どれも代表的な論点なので、きちんと勉強していれば、100%、取れる問題です。取らないといけません。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
「サリドマイド訴訟」の問題です。
「薬害」については、細かいところまで問われています。
「サリドマイド・サリドマイド訴訟のポイントまとめ+憶え方」などを参考に、対策を練っておきましょう。
選択肢1の「サリドマイドは催眠鎮静成分として承認され、その鎮静作用を目的として、胃腸 薬にも配合された。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「サリドマイドは催眠鎮静成分として承認された(その鎮静作用を目的として、胃腸薬にも 配合された)」
…とあります。
よく出るので、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「サリドマイド訴訟では、製薬企業だけでなく、国も被告として提訴された。」ですが、正しい記述です。
手引きには…、
「1963年6月に製薬企業を被告として、さらに翌年12月には 国及び製薬企業を被告として提訴され、1974年10月に和解が成立した」
…とあります。
「サリドマイド訴訟」ですが、被告は「国及び製薬企業」で、「和解成立」です。
「薬害訴訟(CJD訴訟,HIV訴訟,スモン訴訟,サリドマイド訴訟)の共通事項+まとめ」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、年号・年月日は、問われたことがないので、1963年6月などの記述に、神経質になる必要はありません。
選択肢3の「サリドマイド製剤の催奇形性は、1961 年に西ドイツ(当時)から警告が発せられ、 日本においても同年中に直ちに回収措置がとられた。」ですが、誤った記述です。
サリドマイド訴訟の争点に、行政の対応の遅さがあります。
手引きには…、
「一方、日本では、同年12月に西ドイツ企業から勧告が届いており、かつ翌年になってからもその企業か ら警告が発せられていたにもかかわらず、」
「出荷停止は1962年5月まで行われず、販売停止及び回収措置は同年9月であるなど、対応の遅さが問題視された」
…とあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
本問も、年号・年月日に、神経質になる必要はありません。
選択肢4の「サリドマイドの光学異性体のうち、血管新生を妨げる作用は、一方の異性体(S体)のみが有する作用であり、もう一方の異性体(R体)にはないとされている。」ですが、正しい記述です。
手引きには…、
「血管新生を妨げる作用は、サリドマイドの光学異性体のうち、一方の異性体(S体)のみが有する作用であり、」
「もう一方の異性体(R体)にはなく、また、鎮静作用はR体のみが有するとされている。」
…とあります。
なお、当該R体・S体の続きの文章の…、
「サリドマイドが摂取されると、R体とS体は体内で相互に転換するため、R体のサリドマイドを分離して製剤化しても催奇形性は避けられない」
…も、押えておきましょう。出ます!
よって、選択肢は、「正」となります。
「1」は「正」です。
「2」は「正」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「正」です。
「誤っているもの」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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