19問‐関西広域連合 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「スモン及びスモン訴訟」についての出題です。基本知識では、ほぼ毎回出題される内容なので、テキストの精読は必須です。選択肢を1つとして、落とさないようにしましょう。

19問‐スモン及びスモン訴訟

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「スモン訴訟とは、解熱鎮痛剤として販売されていたキノホルム製剤を使 用したことにより、亜急性脊髄視神経症に罹り 患したことに対する損害賠償 訴訟である。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「解熱鎮痛剤」のところです。

 正しくは、「整腸剤」です。

 基本論点です。間違った人は、猛省しましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「キノホルム製剤は、1958年頃から消化器症状を伴う特異な神経症状 が報告されるようになったが、日本では1970年に販売が停止された」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 なお、年号・年月日は、これまでに問われたことがないので、神経質になる必要はありません。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「訴訟の被告である国は、スモン患者の早期救済のためには、和解による解 決が望ましいとの基本方針に立ったが、現在も裁判上の全面和解は成立し ていない」ですが、誤った記述です。

 基本問題です。

 和解しています。テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「現在、スモン患者に対しては、施術費及び医療費の自己負担分の公費負担、 生活資金の貸付等の施策が講じられている」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 突っ込んだ出題は、あまり考えられませんが、試験問題は年々難化しているので、読み飛ばさず、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 正しいものの組み合わせを探せば、

 正解:4

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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基本知識

 1問:医薬品の本質

 2問:医薬品の効果とリスク評価

 3問:医薬品のリスク評価

 4問:健康食品

 5問:医薬品の副作用

 6問:免疫とアレルギー

 7問:医薬品の適正使用

 8問:医薬品の相互作用

 9問:医薬品と食品の相互作用

 10問:小児等

 11問:高齢者

 12問:妊婦等

 13問:プラセボ効果

 14問:医薬品の品質

 15問:セルフメディケーション

 16問:販売時コミュニケーション

 17問:購入時確認事項

 18問:サリドマイド及びサリドマイド訴訟

 19問:スモン及びスモン訴訟

 20問:HIV訴訟

令和3年度 関西 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和3年度 インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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