本問は、「医薬品」の「殺虫剤及び忌避剤」についての問題です。基礎・基本ばかりなので、難しくはありません。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「フェノトリンは、シラミを駆除する目的で使用されるが、人体に直接適用することはできない。」ですが、誤った記述です。
「ピレスロイド系殺虫成分」の「フェノトリン」は、シラミ退治のため、殺虫成分で唯一人体に直接適用されるものです。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「プロポクスルは、アセチルコリンエステラーゼと不可逆的に結合することにより殺虫作用を示す。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「不可逆的に結合」のところです。
「カーバメイトイト系殺虫成分」の「プロポクスル」は、「アセチルコリンエステラーゼとの結合は“可逆”的」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、選択肢の言う「“不可逆”的に結合」なのは、「有機リン系殺虫成分」です。
この「可逆・不可逆」は、昔から問われるところなので、整理して憶えましょう。
選択肢cの「ディートを含有する忌避剤は、生後6か月未満の乳児への使用を避けることとされている」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
参考:ディート
数字は、常に狙われています。
「ディート」は、他に、「使用限度」の数字があるので、「医薬品の数字11」で、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「有機塩素系殺虫成分は、我が国では広く使用され感染症の撲滅に大きな効果を上げており、現在でも様々な昆虫を対象として使用されている」ですが、誤った記述です。
「有機塩素系殺虫成分」ですが、残留性や体内蓄積性の問題から、現在では「オルトジクロロベンゼン」がウジ、ボウフラの防除の目的で使用されているのみとなっています。
よく出ます。チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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