58問‐茨城県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

58問‐皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「皮膚粘膜眼症候群の発症の可能性がある医薬品の種類は少ないため、発症を予想 することは容易である。」ですが、誤った記述です。

 ぜんぶ違います。

 手引きには…、

 「発症機序の詳細は不明であり、また、発症の可能性がある医薬品の種類も多いため、発症の予測は極めて困難である」

 …となっています。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「中毒性表皮壊死融解症の症例の多くは、皮膚粘膜眼症候群の進展型とみられる」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症の発生頻度は、いずれも非常にまれ であるとはいえ、一旦発症すると多臓器障害の合併症等により致命的な転帰をたど ることがある」ですが、正しい記述です。

 「副作用」の単元の「筆頭」にあることに、思いを馳せてください。やばい副作用だからです。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症は、いずれも原因医薬品の使用開始 後1ヶ月以上経ってから発症することがほとんどである」ですが、誤った記述です。

 皮膚粘膜眼症候群と中毒性表皮壊死融解症ですが、いずれも原因医薬品の使用開始後2週間以内に発症することが多いが、1ヶ月以上経ってから起こることもあります。

 数字は、常に狙われています。「副作用の数字1」でチェックしておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 正解:5

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人体

 41問:咽頭及び食道

 42問:小腸及び膵臓

 43問:大腸及び肛門

 44問:呼吸器系

 45問:循環器系

 46問:血液

 47問:脾臓及びリンパ系

 48問:泌尿器系

 49問:目

 50問:外皮系

 51問:骨格系

 52問:筋組織

 53問:中枢神経系及び末梢神経系

 54問:医薬品の代謝、排泄

 55問:医薬品の副作用

 56問:交感神経系

 57問:剤形

 58問:皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症

 59問:消化器系に現れる副作用

 60問:泌尿器系に現れる副作用

令和3年度 茨城県 科目別

 ・インデックス

 ・薬事に関する法規と制度(第1~第20問)

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第21~第40問)

 ・人体の働きと医薬品(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

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こまごましたもの

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 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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