本問は、皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
アの「皮膚粘膜眼症候群は、38℃以上の高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が比較的短時間のうちに全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる病態で、スティーブンス・ジョンソン症候群とも呼ばれる。」ですが、正しい記述です。
皮膚粘膜眼症候群は、選択肢のいうような特長があり、んで、皮膚粘膜眼症候群は、「スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)」と呼ばれます。
よって、選択肢の「ア」は、「正」と相なります。
イの「皮膚粘膜眼症候群の発症機序の詳細は不明であるが、発症する可能性がある医薬品の種類は少ないため、発症の予測は容易である。」ですが、誤った記述です。
発症可能性のある医薬品が多く、発症予測は困難です。
よって、選択肢の「イ」は、「誤」と相なります。
ウの「両眼に急性結膜炎が生じた場合、中毒性表皮壊死融解症の前兆である可能性を疑うことが重要である。」ですが、正しい記述です。
急性結膜炎は、皮膚や粘膜の変化と、ほぼ同時期または、半日から1日先行して生じる事があり、中毒性表皮壊死融解症の前触れとなる可能性があります。
個人的に、「結膜炎」って軽く見てはいけないんだな、と勉強になったところです。
医薬品の「常識」として、中毒性表皮壊死融解症と急性結膜炎との関係を、押えておきましょう。
よって、選択肢の「ウ」は、「正」と相なります。
エの「中毒性表皮壊死融解症の発生頻度は、人口100万人当たり年間0.4~1.2人と報告されている。」ですが、正しい記述です。
数字は、よくよく狙われます。
皮膚粘膜眼症候群‐人口100万人当たり年間1~6人
中毒性表皮壊死融解症‐人口100万人当たり年間0.4~1.2人
上記数字は、正確に暗記しておきます。
ひっかけで…、
「皮膚粘膜眼症候群‐人口100万人当たり年間“0.1~0.6人”」とか…、
「中毒性表皮壊死融解症‐人口“1万人”当たり年間0.4~1.2人」などの出題事例があります。
数字の部分は、いろいろ変えられるので、気を付けましょう。
よって、選択肢の「エ」は、「正」と相なります。
「ア」は「正」です。
「イ」は「誤」です。
「ウ」は「正」です。
「エ」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、「3」と相なります。
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
21問:消化器系・・・「ふつう」。
22問:胆嚢・肝臓・・・「ふつう」。
23問:呼吸器系・・・「ふつう」。
24問:循環器系・・・「ふつう」。
25問:血液・・・「ふつう」。
26問:泌尿器系・・・「ふつう」。
27問:腎臓及び副腎・・・「ふつう」。
28問:感覚器官・・・「ふつう」。
29問:外皮系及び骨格系・・・「ふつう」。
30問:骨格筋・・・「ふつう」。
31問:末梢神経系及び中枢神経系・・・「ふつう」。
32問:自律神経系・・・「ふつう」。
33問:吸収・代謝・排泄・・・「ふつう」。
34問:剤形・・・「ふつう」。
35問:副作用各論・・・「ふつう」。
36問:皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症・・・「ふつう」。
37問:精神神経系副作用・・・「ふつう」。
38問:体の局所に現れる副作用・・・「ふつう」。
39問:循環器系に現れる副作用・・・「ふつう」。
40問:薬疹・・・「ふつう」。
苦手科目の克服等には、以下の科目別リンクを利用してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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