本問は、「医薬品」の「高コレステロール改善薬」についての問題です。ちょっと問題の出し方が新しいです。こういう問題が今後も増えそうなので、傾向把握の一環として見ておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを 形成する成分が含まれている。」ですが、誤った記述です。
選択肢のいう成分は、「リノール酸」や「ポリエンホスファチジルコリン」です。
これらの成分は、問題の薬に入っていません。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「高密度リポタンパク質(HDL)等の異化排泄 を促進し、リポタンパク リパーゼ活性を高めて、低密度リポタンパク質(LDL)産生を高める作 用をもつ成分が含まれている」ですが、誤った記述です。
全体的に間違ってます。登録販売者試験によくある「入れ替え」問題です。
正しくは、「“低密度リポタンパク質(LDL)”等の異化排泄 を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、“高密度リポタンパク質(HDL)”産生を高める作用があるとされる」です。
この薬には、「パンテチン」が入ってますが、当該成分の説明が間違っている、ってな次第です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「尿が黄色くなる成分が含まれている。」ですが、誤った記述です。
「尿が黄色くなる成分」ですが、これに該当するのは、「ビタミンB2」です。別名は、「リボフラビン酪酸エステル」等です。
問題の薬には、入ってないですね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、成分表にある「ピリドキシン」は、「ビタミンB 6」ですが、そもそも、高コレステロール改善薬のビタミン成分には、出てこないです。
選択肢dの「血中コレステロール異常を改善することにより、ウエスト周囲径(腹囲) を減少させるなど、痩 身効果を目的とする医薬品である。」ですが、誤った記述です。
コレステロール改善薬は、やせ薬ではありません。ド定番論点です。
この選択肢だけは、取らないとダメですね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。
登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。
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