本問は、「適正使用」の「相談すること‐次の診断を受けた人」についての問題です。「相談すること」は、費用対効果が悪いので、全部をやるのは、効率的ではありません。本問は、特に難しいので、「捨て問」でもいいでしょう。最終的には、問いと答えを憶えて、解けるようになっておきましょう。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「難」です。
「1 甲状腺疾患」で「相談すること」なのは、「ポビドンヨード、ヨウ化カリウム、ヨウ素等のヨウ素系殺菌消毒成分が配合された口腔咽喉薬、含嗽薬」です。
成分表に、ヨウ素系のものはありません。
よって、「×」です。
「2 胃潰瘍」ですが、「相談すること」には、登場しません。
当該胃潰瘍は、「使用しない」の「カフェイン」が該当します。
復習だけはしておきましょう。
参考:基礎疾患のある人
よって、「×」です。
「3 てんかん」で「相談すること」なのは、「ジプロフィリン」です。
成分表に、ジプロフィリンはありません。
よって、「×」です。
「ジプロフィリン・・・てんかん・・・相談すること」は、ガチ暗記してください。
「4 腎臓病」で「相談すること」なのは…、
「アスピリン、アスピリンアルミニウム、エテンザミド、イブプロフェン、アセトアミノフェン」
「グリチルリチン酸二カリウム、グリチルレチン酸、カンゾウ」
「スクラルファート、水酸化アルミニウムゲル、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、合成ヒドロタルサイト、アルジオキサ等のアルミニウムを含む成分が配合された胃腸薬、胃腸鎮痛鎮痙薬」
「制酸成分を主体とする胃腸薬」
「酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム等のマグネシウムを含む成分、硫酸ナトリウムが配合された瀉下薬」
「ピペラジンリン酸塩等のピペラジンを含む成分、プソイドエフェドリン塩酸塩」
…となっています。
成分表には、スクラルファート水和物、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイトがあります。
よって、「〇」です。
たくさん数があって大変ですが、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、解けるようにはなっておきましょう。
「5 貧血」で「相談すること」なのは、「ピペラジンリン酸塩等のピペラジンを含む成分」です。
成分表に、ピペラジンはありません。
よって、「×」です。
「貧血・・・ピペラジンリン酸塩・・・相談すること」は、これだけなので、押えておきましょう。
「答え」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする