1問‐広島県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第1問は、「基本知識」の「医薬品総論」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

1問‐医薬品総論

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「人体に対して直接使用されない医薬品は、人の健康に影響を与えることはない。」ですが、誤った記述です。

 「人体に対して直接使用されない医薬品」ですが、「医薬品」で学んだ公衆衛生用薬の消毒薬や殺虫剤などが該当します。

 これらの薬を、人に向けて使用すれば、健康に何かしらの影響があることは、自明かと思います。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「医薬品は、人の疾病の診断、治療若しくは予防に使用されること、又は人の身体の構造 や機能に影響を及ぼすことを目的とする生命関連製品であるが、使用に際して保健衛生上のリスクを伴わないものである。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「使用に際して保健衛生上のリスクを伴わない」のところです。

 手引きには…、

 「使用には、このような保健衛生上のリスクを伴うものであることに注意が必要である。」

 …とあります。

 医薬品の使用には、リスクを伴うからこそ、登録販売者等の制度があるわけです。

 こういうとアレですが、リスクがないなら、登録販売者も無用ですね。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「医薬品の有効性、安全性等に関する情報は、知見の積み重ねによって集積されていく」ですが、正しい記述です。

 おなじみのアルファベットの「製造販売後の調査及び試験の実施基準 Good Post-marketing Study Practice (GPSP) 」を思い出して、解答しましょう!

 製造販売後も、調査研究をして、知見を積み重ねているわけです。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 正解:4

 もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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基本知識

 1問:医薬品総論

 2問:医薬品総論2

 3問:医薬品のリスク評価

 4問:健康食品

 5問:医薬品の副作用

 6問:免疫とアレルギー(過敏反応)

 7問:医薬品の不適正な使用と有害事象

 8問:医薬品等の相互作用

 9問:小児等

 10問:高齢者

 11問:妊婦等

 12問:プラセボ効果(偽薬効果)

 13問:医薬品の品質

 14問:一般用医薬品の定義

 15問:セルフメディケーション

 16問:販売時コミュニケーション

 17問:サリドマイド

 18問:スモン訴訟

 19問:HIV訴訟

 20問:クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)

令和3年度 広島県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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