本問は、「基本知識」の「サリドマイド」についての出題です。毎年出る論点であり、登録販売者として知っておくべき事項です。必ず押えておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
「サリドマイド訴訟」の問題です。
「薬害」については、細かいところまで問われています。
「サリドマイド・サリドマイド訴訟のポイントまとめ+憶え方」などを参考に、対策を練っておきましょう。
選択肢aの「サリドマイド訴訟は、サリドマイド製剤を使用したことにより、認知症に類似した症状が 現れ、死に至る重篤な神経難病が発生したことに対する損害賠償訴訟である。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「認知症に類似した症状が 現れ、死に至る重篤な神経難病が発生したことに対する損害賠償訴訟」のところです。
正しくは、「出生児に四肢欠損、耳の障害等の先天異常(サリドマイド胎芽症)が発生したことに対 する損害賠償訴訟」です。
基本問題です。
なお、選択肢の言う「認知症に類似した症状が 現れ、死に至る重篤な神経難病が発生したことに対する損害賠償訴訟」は、「クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「サリドマイドは催眠鎮静成分として承認された(その鎮静作用を目的として、胃腸薬にも 配合された)が、副作用として血管新生を妨げる作用もあった。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
キーワードの「催眠鎮静成分」と「胃腸薬」は、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「サリドマイドの光学異性体のうち、 R体のサリドマイドを分離して製剤化することで血管 新生を妨げる作用を避けることができる。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「血管 新生を妨げる作用を避けることができる」のところです。
手引きには…、
「サリドマイドが摂取されると、 R体とS体は体内で相互に転換す るため、 R体のサリドマイドを分離して製剤化しても催奇形性は避けられない」
…とあります。
よく出るところなので、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「サリドマイドによる薬害事件は、日本のみならず世界的にも問題となったため、世界保健 機関加盟国を中心に市販後の副作用情報の収集の重要性が改めて認識され、各国における副作用情報の収集体制の整備が図られることとなった。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
制度創設の「副作用情報の収集体制の整備」は、ガチで押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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