令和6年度(2024年度)秋田県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「適正使用」の「一般用医薬品の添付文書」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「添付文書の販売名の上部に、「使用にあたって、この説明文書を必ず読むこと。ま た、必要なときに読めるよう大切に保存すること。」等の文言が記載されている」ですが、正しい記述です。
お手持ちの薬の添付文書には…、
…といった表記があると思います。
また、当該記述は、めずらしく「必ず」でOKなものです。注意してください。
参考:「すべて」と「のみ」と「必ず」のある選択肢に注意する‐登録販売者
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「使用上の注意の記載における「高齢者」とは、およその目安として75歳以上を指 す。」ですが、誤った記述です。
高齢者ですが、「65歳以上」です。
「高齢者と乳児・幼児・小児の年齢の憶え方 」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「漢方処方製剤では、ある程度の期間継続して使用されることにより効果が得られる とされているものが多いが、長期連用する場合には、専門家に相談する旨が記載され ている(本記載がない漢方処方製剤は、短期の使用に限られるもの)」ですが、正しい記述です。
あまり出ない記述ですが、これは…、
「・その医薬品を使用したあとに、副作用と考えられる症状等を生じた場合、薬理作用か ら発現が予測される軽微な症状が見られた場合や、症状の改善がみられない場合には、 いったん使用を中止した上で適切な対応が円滑に図られるよう、次のような記載がな されている」のところからの出題です。
「(c) 一定期間又は一定回数使用したあとに症状の改善が見られない場合に関する記載」のところに…、
「漢方処方製剤では、ある程度の期間継続して使用されることにより効果が得られる とされているものが多いが、長期連用する場合には、専門家に相談する旨が記載され ている(本記載がない漢方処方製剤は、短期の使用に限られるもの)。」
…とあります。
添付文書の論点は、これまでに出なかったところの出題が多くなってきています。遺漏なく、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、括弧書きの「(本記載がない漢方処方製剤は、短期の使用に限られるもの)」は、他県で出題実績のある記述なので、チェックしておきましょう。
選択肢dの「薬理作用等から発現が予測される軽微な症状がみられた場合に関する記載として、 症状の持続又は増強がみられた場合には、使用を自己判断で中止することなく、専門 家に相談する旨が記載されている」ですが、誤った記述です。
選択肢の言う「薬理作用等から発現が予測される軽微な症状がみられた場合」ですが、手引きには…、
「各医薬品の薬理作用等から発現が予測され、容認される軽微な症状(例えば、抗ヒ スタミン薬の眠気等)であるが、」
「症状の持続又は増強がみられた場合には、いったん 使用を中止した上で専門家に相談する旨が記載されている」
…とあります。
「症状の持続又は増強がみられた」のですから、薬の摂取をやめた方がいいですよね。
常識的に判断して見てください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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