登録販売者 秋田県 過去問+解説 令和6年度(2024年度)午後第51問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和6年度(2024年度)秋田県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「適正使用」の「一般用医薬品の添付文書」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

秋田県 午後第51問‐一般用医薬品の添付文書

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「添付文書の販売名の上部に、「使用にあたって、この説明文書を必ず読むこと。ま た、必要なときに読めるよう大切に保存すること。」等の文言が記載されている」ですが、正しい記述です。

 お手持ちの薬の添付文書には…、

 

 …といった表記があると思います。

 また、当該記述は、めずらしく「必ず」でOKなものです。注意してください。

 参考:「すべて」と「のみ」と「必ず」のある選択肢に注意する‐登録販売者

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「使用上の注意の記載における「高齢者」とは、およその目安として75歳以上を指 す。」ですが、誤った記述です。

 高齢者ですが、「65歳以上」です。

 「高齢者と乳児・幼児・小児の年齢の憶え方 」も、参考にしてください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「漢方処方製剤では、ある程度の期間継続して使用されることにより効果が得られる とされているものが多いが、長期連用する場合には、専門家に相談する旨が記載され ている(本記載がない漢方処方製剤は、短期の使用に限られるもの)」ですが、正しい記述です。

 あまり出ない記述ですが、これは…、

 「・その医薬品を使用したあとに、副作用と考えられる症状等を生じた場合、薬理作用か ら発現が予測される軽微な症状が見られた場合や、症状の改善がみられない場合には、 いったん使用を中止した上で適切な対応が円滑に図られるよう、次のような記載がな されている」のところからの出題です。

 「(c) 一定期間又は一定回数使用したあとに症状の改善が見られない場合に関する記載」のところに…、

 「漢方処方製剤では、ある程度の期間継続して使用されることにより効果が得られる とされているものが多いが、長期連用する場合には、専門家に相談する旨が記載され ている(本記載がない漢方処方製剤は、短期の使用に限られるもの)。」

 …とあります。

 添付文書の論点は、これまでに出なかったところの出題が多くなってきています。遺漏なく、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 なお、括弧書きの「(本記載がない漢方処方製剤は、短期の使用に限られるもの)」は、他県で出題実績のある記述なので、チェックしておきましょう。

選択肢d

 選択肢dの「薬理作用等から発現が予測される軽微な症状がみられた場合に関する記載として、 症状の持続又は増強がみられた場合には、使用を自己判断で中止することなく、専門 家に相談する旨が記載されている」ですが、誤った記述です。

 選択肢の言う「薬理作用等から発現が予測される軽微な症状がみられた場合」ですが、手引きには…、

 「各医薬品の薬理作用等から発現が予測され、容認される軽微な症状(例えば、抗ヒ スタミン薬の眠気等)であるが、」

 「症状の持続又は増強がみられた場合には、いったん 使用を中止した上で専門家に相談する旨が記載されている」

 …とあります。

 「症状の持続又は増強がみられた」のですから、薬の摂取をやめた方がいいですよね。

 常識的に判断して見てください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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適正使用

 午後41問:適正使用情報

 午後42問:一般用医薬品の添付文書

 午後43問:添付文書を構成する項目

 午後44問:添付文書における使用上の注意

 午後45問:使用しない‐喘息

 午後46問:使用しない‐15歳未満の小児

 午後47問:使用しない‐透析療法

 午後48問:相談すること‐基礎疾患

 午後49問:解熱鎮痛薬の成分表示

 午後50問:添付文書における使用上の注意

 午後51問:一般用医薬品の添付文書

 午後52問:緊急安全性情報

 午後53問:医薬品・医療機器等安全性情報

 午後54問:副作用情報等の収集

 午後55問:医薬品の副作用等報告

 午後56問:製造販売業者の副作用報告

 午後57問:副作用被害救済制度

 午後58問:救済制度の内容

 午後59問:一般用医薬品の安全対策

 午後60問:啓発活動

令和6年度 秋田県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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