令和6年度(2024年度)福島県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「適正使用」の「一般用医薬品の安全対策」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「アンプル入りかぜ薬は他の剤形(錠剤、散剤等)に比べて吸収が速く、通常用量で も副作用を生じやすいことが確認されたことから、厚生省(当時)より関係製薬企業 に対し、アンプル入りかぜ薬製品の回収が要請された。」ですが、正しい記述です。
「アンプル入りかぜ薬」も普通に出るようになっています。
遺漏なく、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「小柴胡湯とインターフェロン製剤との併用を禁忌とする旨の使用上の注意の改訂後も慢性肝炎患者が小柴胡湯を使用して間質性肺炎を発症し、死亡を含む重篤な転帰に至った例がある」ですが、正しい記述です。
小柴胡湯・・・インターフェロン製剤・・・間質性肺炎は、ガチ暗記してください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「プソイドエフェドリン塩酸塩が配合された一般用医薬品による脳出血等の副作用症 例が複数報告されたことを受け、厚生労働省から関係製薬企業等に対して、使用上の 注意の改訂、情報提供の徹底等を行うとともに、代替成分として塩酸フェニルプロパノールアミンへの 速やかな切替えについて指示がなされた」ですが、誤った記述です。
ずっこける選択肢です。逆ですね。
塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)からプソイドエフェドリン塩酸塩(PSE)へ切り替えられました。
重要論点です。細かいところまで、テキストを精読しておきましょう。
アルファベットのPPAやPSEも、押えておきましょう。穴埋め問題で出そうです。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「一般用かぜ薬全般において、まれに間質性肺炎の重篤な症状が起きることがあり、 その症状は、かぜの諸症状と区別が難しいため、症状が悪化した場合には服用を中止 して医師の診療を受ける旨の注意喚起がなされている」ですが、正しい記述です。
「一般用かぜ薬」も出るようになっています。
「一般用かぜ薬・・・間質性肺炎」は、暗記しましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする