令和4年度(2022年度)秋田県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「胃腸の薬の配合成分」についての問題です。生薬の選択肢が2つありますが、十分に許容範囲のものです。選択肢は、基礎・基本的なものばかりなので、最終解答は導けます。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「リュウタンは、胆汁の分泌を促す作用があるとされ、消化を助ける効果を期待して 用いられる。」ですが、誤った記述です。
「リュウタン」ですが、「苦味による健胃作用」の生薬です。
参考:苦味の健胃成分の語呂合わせ‐ゲンチアナ・オウバク・オウレン・センブリ・リュウタン・ユウタン
選択肢の言う「胆汁の分泌を促す」ウンヌンなのは、「利胆作用」の「胆汁末」や「動物胆」、「ウルソデオキシコール酸」、「デヒドロコール酸」などがあります。
マイナー成分も、ドンドコ出ているので、試験直前あたりで、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「オウバク、オウレン、センブリ といった生薬成分が配合された健胃薬は、散剤をオブラートで包む等、味や香りを遮蔽する方法で服用されると効果が期待でき ない。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
選択肢の言うように、健胃薬の生薬は、「オブラート…使っちゃダメ」です。
「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「味覚や嗅覚に対する刺激以外の作用による健胃成分として、乾燥酵母やカルニチン塩化物が配合されている場合がある」ですが、正しい記述です。
「乾燥酵母,カルニチン塩化物」ですが、これは、「健胃成分」であっても、「味覚や嗅覚に対する刺激以外の作用による健胃成分」です。
こういうマイナー成分も、ドンドコ出題されています。テキストは、遺漏なく、読み込んでおいてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「スクラルファートは、炭水化物、脂質、タンパク質等の分解に働く酵素を補うこと により、胃や腸の内容物の消化を助けることを目的として用いられる」ですが、誤った記述です。
「スクラルファート」は、「胃粘膜保護・修復成分」です。
選択肢の言う「酵素を補う」なのは、「消化成分」で、「ジアスターゼ」や「プロザイム」などが該当します。
先述したように、マイナー成分が、どんどん出題されています。これらの消化成分も、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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