令和4年度(2022年度)秋田県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「基本知識」の「医薬品の本質」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「殺虫剤など人体に対して使用されない医薬品は、人体がそれに曝 されても健康を害 するおそれはない。」ですが、誤った記述です。
「人体に対して使用されない医薬品」ですが、たとえば、「医薬品」のところで勉強した「殺虫成分」を思い出してください。
当該論点の「有機リン系殺虫成分」の「ジクロルボス」などは、「高濃度又は多量に曝露した場合(特に、誤って飲み込んでしまった場合)には、神経の異常な興奮が起こり、縮瞳、呼吸困難、筋肉麻痺等の症状が現れるおそれがある」とあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
まあ、常識的に判断できるかと思います。
選択肢bの「医薬品は、市販後にも、医学・薬学等の新たな知見、使用成績等に基づき、その有 効性、安全性等の確認が行われる仕組みになっている。」ですが、正しい記述です。
おなじみの「製造販売後の調査及び試験の実施の基準」の「Good Post-marketing Study Practice (GPSP) 」を思い出せば、解答できるかと思います。
よく出る語句なので、「「リスク評価基準」の憶え方‐GLP、GCP、GPSP、GVP」を活用して、ガチ暗記してください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「医薬品医療機器等法では、健康被害の発生の可能性の有無にかかわらず、異物等の 混入、変質等がある医薬品を販売等してはならない旨を定めている。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
コバエなどが入っていても、健康被害はないでしょうが、気持ちのいいものではないですね。
難しく考えないで、解答してください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「一般用医薬品は、医薬品医療機器等法の対象となる が、製造物責任法の対象とはな らない」ですが、誤った記述です。
令和4年度の改正事項です。
選択肢の言う「製造物責任法」ですが、これは、「PL(product liability)法」のことです。
手引きには…、
「一般用医薬品として販売される製品は、製造物責任法の対象でもある。」
…とあります。
製造物責任法(PL法)は、「適正使用」でも出てくるので、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、改正については、「基本知識改正」を一読願います。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
正解:3
もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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