第50問は、「重要事項の説明・書面交付」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「ふつう」です。
ゼッタイに落としてはいけません!
本問の答えは、「こちら(数字のみ)」です。
問題文には、別段、注意すべき設定はありません。
ふつうに解いていってください。
なお、本問には、類似問題があるので、後述する「参考リンク」を活用ください。
選択肢1の「マンション管理業者は、管理組合から管理事務の委託を受けることを内容とする契約を締結したときは、当該管理組合の管理者等に対し、遅滞なく、管理業務主任者をして、契約の成立時の書面を交付して説明をさせなければならない。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「管理業務主任者をして、契約の成立時の書面を交付して説明をさせなければならない」のところです。
正しくは、「次に掲げる事項を記載した書面(73条書面)を交付しなければならない。」です。
契約締結後ですが、管理業務主任者の説明義務はありません。業者の義務は、書面交付です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
管理業務主任者ですが、73条の2項には…、
「マンション管理業者は、前項の規定により交付すべき書面を作成するときは、管理業務主任者をして、当該書面に記名させなければならない」
…とあるように、書面に記名することが求められているだけです。
設問のように、管理業務主任者が契約事項を説明することは、無用です。
また、管理業務主任者証の提示も、無用です。
このあたり、テキストで確認しておきましょう。
選択肢2の「マンション管理業者は、契約の成立時に交付すべき書面を作成するときは、管理業務主任者をして、当該書面に記名押印させなければならない。」ですが、正しい記述です。
記名押印も、「マンション管理業者」の義務です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「マンション管理業者は、管理組合から管理事務の委託を受けることを内容とする契約を新たに締結しようとするときは、あらかじめ、説明会を開催し、当該管理組合を構成するマンションの区分所有者等及び当該管理組合の管理者等に対し、管理業務主任者をして、重要事項の説明をさせなければならない。ただし、当該マンションの建設工事完了の日から1年を経過する日までの間に契約期問が満了するものではないこととする。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。例外事項は、遺漏なく押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「マンション管理業者は、重要事項の説明会を開催するときは、できる限り説明会に参加する者の参集の便を考慮して開催の日時及び場所を定め、管理事務の委託を受けた管理組合ごとに開催するものとする。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
まあ、常識的に判断できるかと思います。
よって、選択肢は、「正」となります。
「1」は「誤」です。
「2」は「正」です。
「3」は「正」です。
「4」は「正」です。
本問は、「誤ったものはどれか?」の問題なので…、
正解:1
…と相なります。
過去問は以上です。お疲れ様でした!
当該年度のぜんぶの問題(1~50)のリンクは、「こちら」です。
類似問題あります。テーマ別の問題演習は、「マンション適正化法の過去問リスト」を一読ください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストには、「管理業務主任者 基本テキスト」を…、
過去問には、「管理業務主任者 項目別過去7年問題集」を使えば、支障ありません。
予想問題集・模試問題集も、必要な状況です。「教材レビュー:管理業務主任者 予想問題集」を、参考にしてください。
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管理業務主任者に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「管理業務主任者:ブログ記事」をばご参考ください。
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