19問‐令和2年度の過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第19問は、「建築物の換気」の問題です。「空気齢」や「第3種換気方式」など、難しい選択肢もありますが、多くは、基礎・基本的なものばかりなので、テキストと過去問を繰り返しておけば、取れます。

19問‐建築物の換気

 

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難易度・優先順位ひとこと

 本問のレベルは「やや難」です。

 本問の答えは、「こちら(数字のみ)」です。

解説

 「コロナインフルエンザ」の動向を受けての出題と思われます。

 こうした時事的な出題は、完全な対応ができないので、できる範囲で押えておきましょう。

 なお、本問には、類似問題があるので、後述する「参考リンク」を活用ください。

選択肢1

 選択肢1の「住宅等の居室において、ホルムアルデヒドに関する技術的基準として、機械式換気設備の必要有効換気量の計算に求められる換気回数は、建築基準法によれば、原則として、3時間に1回である。」ですが、誤った記述です。

 建築基準法によると…、

 住宅の居室では換気回数を毎時0.5回以上、その他の居室では毎時0.3回以上の換気が出来る換気設備を設置することが義務付けられています。

 選択肢の場合、「居室」なので、「毎時0.5回以上」ですから、「2時間に1回」となります。

 「換気」は、今後の出題が“絶大に”予想されるので、それぞれの数字は押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢2

 選択肢2の「換気効率の指標のーつである「空気齢」は、その数値が大きいほど、その地点に供給される空気が汚染されている可能性が高い。」ですが、正しい記述です。

 まあ、常識的に判断できるかと思います。

 再出題に備えて、チェックだけはしておきましょう。

 参考:グーグル検索:空気齢

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢3

 選択肢3の「自然換気」とは、建物の内外の温度差、外部風を利用して換気する方式のことである。」ですが、正しい記述です。

 再出題に備えて、解けるようにはなっておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢4

 選択肢4の「マンションの換気方式としても採用される「第3種換気方式」とは、自然給気と機械排気を組み合わせた換気方式である。 」ですが、正しい記述です。

 頻出ではありませんが、過去に出題されたことがあります。

 チェックは、しておくべきです。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 なお、「マンションの換気方式」には…、

 ・第1種換気方式…機械給気・機械排気

 ・第2種換気方式…機械給気・自然排気

 …です。

 「換気」は、最近のテーマとして、秀逸です。チェックはしておいた方がいいでしょう。

答え

 「1」は「誤」です。

 「2」は「正」です。

 「3」は「正」です。

 「4」は「正」です。

 本問は、「誤ったものはどれか?」ですので…

 正解:1

 …と相なります。

 >>> 次の問題へ。


参考リンク

 当該年度のぜんぶの問題(1~50)のリンクは、「こちら」です。

 類似問題あります。テーマ別の問題演習は、「建築・設備系の過去問リスト」を、活用ください。

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 興味のある方は、「管理業務主任者:ブログ記事」をばご参考ください。

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