49問‐令和2年度の過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和2年度(2020年度)管理業務主任者:第49問は、「業者登録」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

49問‐業者登録

 

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難易度・優先順位ひとこと

 本問のレベルは「ふつう」です。

 本問の答えは、「こちら(数字のみ)」です。

解説

 問題文には、別段、注意すべき設定はありません。

 ふつうに解いていってください。

 なお、本問には、類似問題があるので、後述する「参考リンク」を活用ください。

選択肢1

 選択肢1の「マンション管理業者が更新の登録の申請を行った場合において、従前の登録の有効期間の満了の日までにその申請に対する処分がなされないときは、当該マンション管理業者の従前の登録は、当該有効期間の満了によりその効力を失う。」ですが、誤った記述です。

 選択肢の場合、言うなれば、行政側の手落ちで、業者に過失は無いです。

 よって、処分が為されるまでは、登録は有効と相なります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢2

 選択肢2の「登録を受けていた個人が死亡した場合に、その相続人は、当該個人が死亡した日から30日以内にその旨を国土交通大臣に届け出なければならない」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「死亡した日から」のところです。

 正しくは、「その事実を知った日から」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 届出者・期間・起算日は、実によく出るので、ピンポイントでガチに押えて、本試験中にニヤッと笑ってください。

選択肢3

 選択肢3の「マンション管理業を営もうとする者は、その役員のうちに、破産手続開始の決定を受けた後、復権を得てから2年を経過しない者がいる場合には、マンション管理業の登録を受けることができない。」ですが、誤った記述です。

 よくある「ひっかけ」です。

 破産の場合、復権を得れば、直ちに登録を受ける事ができます。

 禁錮以上等々のように、2年を経過しないウンヌンの規定はないので、注意してください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢4

 選択肢4の「マンション管理業を営もうとする者は、その役員のうちに、マンション管理適正化法の規定により、罰金の刑に処せられ、その刑の執行が終わった日から2年を経過しない者がいる場合には、マンション管理業の登録を受けることができない。」ですが、正しい記述です。

 「マンション管理適正化法の規定により、罰金の刑に処せられ」た場合、「2年間」の欠格期間があります。

 定番中の定番なので、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「1」は「誤」です。

 「2」は「誤」です。

 「3」は「誤」です。

 「4」は「正」です。

 本問は、「正しいものはどれか?」の問題なので…、

 正解:4

 …と相なります。

 >>> 次の問題へ。


参考リンク

 当該年度のぜんぶの問題(1~50)のリンクは、「こちら」です。

 類似問題あります。テーマ別の問題演習は、「マンション適正化法の過去問リスト」を一読ください。

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのがメンドウな人は…、

 テキストには、「管理業務主任者 基本テキスト」を…、

 過去問には、「管理業務主任者 項目別過去7年問題集」を使えば、支障ありません。

 予想問題集・模試問題集も、必要な状況です。「教材レビュー:管理業務主任者 予想問題集」を、参考にしてください。

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管理業務主任者のこまごましたもの

 管理業務主任者に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。

 興味のある方は、「管理業務主任者:ブログ記事」をばご参考ください。

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