第39問は、おなじみの「マンション関係判決文」の問題です。国語の問題です。括弧の前後を念入りに読み込んで、選択肢を判別しましょう。基本的に、確答は厳しいので、「深追い」は厳禁です。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(数字のみ)」です。
判決文の穴埋め問題です。
判決の趣旨を把握し、括弧の前後をよく読み、カンを働かせて、解答しましょう。
無理そうなら、早々に「捨て問」にするか、ガチ「後回し」にして、時間を取られないようにしてください。
個人的には、判例・判決問題は、「受験生の足止め」と考えています。
(ア)ですが、前の方に「建物の建築に携わる」という文言があります。
ここから、「工事注文者」では、しっくり来ないことがわかります。
突飛な例えですが、「あなた」が通販で何かを買ったとして、「注文者」となりました。
商品が輸送される際に、事故が起きたとします。
この場合、「注文者」である「あなた」にも、賠償請求されたら、たまったものではありませんね。
こうした推定からも、もう片方の「工事監理者」を選ぶ、ってな塩梅です。
(イ)ですが、ここには、「基本的な安全性」が入ります。
括弧の前には、「建物としての」とあります。
「建物の契約性」と「建物の安全性」とを比較すれば、安全性の方が『近い』です。
また、括弧の後には、「損なう瑕疵」とあるので、瑕疵が生じて「設計・施工者等」の「賠償責任」が発生するものを選ぶなら、「基本的な安全性」になると思われます。
もっと言えば、「設計・施工者等」が対象なので、ここからも、「安全」の方が近いです。契約なら、法務部とかになるべきですね。
(ウ)ですが、「生命、身体又は財産」でも「生命、身体」でも、意味は通じてしまうので、判断できないところです。
(エ)ですが、他人に損害を与えているので、「不法行為」の方が適していると判断できます。
「債務不履行」は、契約違反的なものです。
問題文には、契約条項等は一切載ってないので、「債務不履行」に当たるかどうか、判断しようがないです。
「ア」は「工事監理者」です。
「イ」は「基本的な安全性」です。
「ウ」は「生命、身体又は財産」です。
「エ」は「不法行為」です。
正解:2
…と相なります。
当該年度のぜんぶの問題(1~50)のリンクは、「こちら」です。
類似問題あります。テーマ別の問題演習は、「管業「判例・判決問題」の過去問リスト」を、活用ください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストには、「管理業務主任者 基本テキスト」を…、
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