第1問は、「相続」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。多くの受験生は、1点としたはずです。
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本問のレベルは「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(記号のみ)」です。
問題の設定ですが、「A」が被相続人(死亡者)です。
「B」は、「A」の配偶者。
「C」は、「A」の子。
「D」は、「A」の父で、直系尊属です。
まあ、ノーマルな関係なので、落ち着いて解いて行きましょう。
選択肢1の「AとCは同乗する飛行機の墜落事故で死亡したが、AとCのどちらが先に死亡したか明らかでない場合は、Dの相続分は2分の1である。」ですが、誤った記述です。
「AとCのどちらが先に死亡したか明らかでない場合」なので、いわゆる、「同時死亡の推定」が適用されます。
よって、AとC間では、相続が開始されません。
つまり、甲土地の権利は、Cに移動しません。
んなもんで、甲土地の相続対象者は、配偶者の「B」と、直系尊属の「D」となります。
血族相続人が「直系尊属」の場合、「3分の1」です。
んなもんで、Dの相続分は3分の1と相なります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢2の「Aが死亡した後に、Cが交通事故で死亡した場合には、Bのみが甲を相続する。なお、Cには配偶者及び直系卑属はいないものとする。」ですが、正しい記述です。
「A」が死亡した時点で、その相続財産である「甲土地」の権利は、「2分の1」ずつ、「B」と「C」に移動します。
しかし、「C」は、「A」の死亡後に死亡してしまいます。
「C」には、配偶者がおらず、また、直系卑属がいませんから、相続人がいません。
よって、「C」の「甲土地」の権利は、「C」にとって直系尊属に当たる「B」に向かいます。
これによって、甲土地の残りの権利「2分の1」が「B」に移転したことになります。
よって、「Bのみが甲を相続する」となります。
選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「Aが死亡する前に、Cが交通事故で死亡していた場合には、Bの相続分は2分の1である。」ですが、誤った記述です。
選択肢の場合、配偶者の「B」と、直系尊属の「D」とが相続人となります。
この場合、「B」は「3分の2」で、「D」は「3分の1」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢4の「BとCが法定相続分に従い甲を共同相続したが、その後、Cが甲の共有持分を放棄した場合には、その持分は国庫に帰属する。」ですが、誤った記述です。
「民法」の「第二百五十五条」には…、
『共有者の一人が、 その持分を放棄したとき、又は死亡して相続人がないときは、その持分は、他の共有者に帰属する。』
…とあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「1」は「誤」です。
「2」は「正」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「誤」です。
本問は、「正しいものはどれか?」ですので…
正解:
…と相なります。
当該年度のぜんぶの問題(1~50)のリンクは、「こちら」です。
類似問題あります。テーマ別の問題演習は、「管業「民法」の過去問リスト」を、活用ください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストには、「管理業務主任者 基本テキスト」を…、
過去問には、「管理業務主任者 項目別過去7年問題集」を使えば、支障ありません。
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