第2種電気工事士の筆記試験で頻出の「絶縁抵抗値」の対策ページ。本ページでは、表(数字)の憶え方を述べる。カンタンな語呂の「150・残る150・300」「0.1MΩ、後は2倍」「単線、三-3、三-4」を押さえることで、大半の問題に対応できる。ほぼ毎回出題されているので、優先して憶える。独学者向け。
「絶縁抵抗値」ですが、一般問題と配線図問題にて、ほぼ毎年出ている論点です。
ガチで憶えておきましょう。
「表」で憶えないといけないものは、多くありません。
当該表は、「縦」でその書き方を押えるといいでしょう。
「表」の左の「使用電圧区分」から見ていきましょう。
左のところですが、「300V以下」と「300V超」に分けられています。
んで、「300V以下」のところは、「対地電圧150V以下」と「その他の場合」に分けられています。
当該「その他の場合」は、要は、残りの150V分(151V~300V)なだけです。
ここら辺は、単に数字の当てはめだけなので、ざっくり「150・残る150・300」くらいに把握すればいいでしょう。
試験が始まったら、問題用紙の余白に…、
150(対地電圧150V以下)
残る150(その他の場合)
300(300V超)
…てな感じで、「縦」に走り書きをしてください。
なお、注意してほしいのは、「以下」と「超」の閾値のところです。
不安がある人は、これらも追記しておくべきです。つまり…、
150“以下”
残る150
300“超”
…くらいに、走り書きしておくってな次第です。
「絶縁抵抗値」ですが、これも、「縦」で書けるようにします。
憶えるべきは、最初の「0.1MΩ」だけです。
後は、これを「2倍していくだけ」です。
つまり…、
150…0.1
残る150…0.2(0.1×2)
300…0.4(0.2×2)
…ってな感じで、先の走り書きをしたところに記入する、ってな次第です。
「該当する電路」ですが、大事なところです。
ここは、“力技”で頭に叩き込みます。
「縦」に、「単相、三-3、三-4」と憶えます。
ほいで、本試験では、先の走り書きしたところに…、
150…0.1…単線
残る150…0.2…三-3
300…0.4…三-4
…ってな感じで、追記します。
なお、「単相」は、単相2線式・単相3線式回路のことです。
「三-3」は、三相3線式回路のことです。
「三-4」は、三相4線式回路のことです。
ちなみに、「三相4線式回路」は、ほとんど試験に出ないので、単相2線式・単相3線式回路と、三相3線式回路のところを優先して憶えましょう。
まとめると…、
・150・残る150・300
・0.1MΩを2倍していく
・単線、三-3、三-4
…といった感じに、「縦」に走り書きできるようになっていれば、試験問題が解けるはずです。
文字だけだと面倒でしょうが、何回かやっていくと、自然と走り書きできるようになります。
過去問演習等の傍ら、練習してみてください。
なお、単位に注意してください。
絶縁抵抗値は、「MΩ(メガオーム)」です。
「0.1Ω」とかではないので、注意してください。
また、「0.1MΩ」は、「100kΩ」で、「100000Ω」です。
単位変換も、念のため、押えておきましょう。
選択肢に「0.1MΩ」がなくて、「100kΩ」や「100000Ω」で出題される可能性があるからです。
2022年7月8日 8:20 AM
★みんなとシェアする
第2種電気工事士の「学科試験」には、「2系統」あって、「筆記方式」と「CBT方式」とがあります。 筆...続きを見る
以下の記事は、初めて第2種電気工事士を受験する新規受験組の人には意味のない内容です。読み飛ばしてくだ...続きを見る