第2種電気工事士の筆記試験で頻出の「接地抵抗値」の対策ページ。本ページでは、表(数字)の憶え方を述べる。カンタンな語呂の「CD」「10×100×0.5=500」を押さえることで、大半の問題に対応できる。ほぼ毎回出題されているので、優先して憶える。独学者向け。
「接地抵抗値」ですが、筆記試験でほぼ毎年出ている論点です。
ガチで憶えておきましょう。
上の「表」を憶えるわけですが、「縦」に把握すると楽です。
「接地工事の種類」ですが、「C種接地工事」と「D種接地工事」の「2つ」です。
カンタンに「CD」くらいに憶えるといいでしょう。
試験が始まったら、問題用紙の余白に…、
・C
・D
…くらいに走り書きをしましょう。
なお、試験で問われるのは、ほぼ「D種接地工事」です。
「使用電圧」ですが、「C種接地工事」が「300V超」で、「D種接地工事」が「300V以下」です。
ここは、自力で数字300Vと、単位とを憶えてください。
くだらない憶え方ですが…、
「C種接地工事」が「300V超」ですが、「市長…C超」とか…、
「D種接地工事」が「300V以下」なので、「以下で…以下D」とか…、
…くらいにもじって、頭に入れるの一手です。
先の走り書きしたところに…、
・C…300V超
・D…300V以下
…と、追記しましょう。
「接地抵抗値」ですが、これは、「10×100×0.5=500」という計算式で、数字を憶えます。
それぞれの数字ですが、
「10」は、「10Ω以下」を意味し、300V超のC種接地工事の「接地抵抗値」に該当します。
「100」は、「100Ω以下」を意味し、300V以下のD種接地工事の「接地抵抗値」に該当します。
「0.5」と「500」は、「例外」規定の数字です。
当該接地抵抗値ですが、「0.5秒以内に動作する漏電遮断器を施設する場合は、500Ω以下」でよい「例外」があるのです。
この規定がよく問われるので、押えておかねばなりません。
先の走り書きしたところに…、
・C…300V超…10
・D…300V以下…100
・ただし、0.5秒 漏 500
…と、追記しましょう。
最後の「接地線の太さ」ですが、「1.6㎜以上」です。
技能の教材に、1.6㎜の電線(緑色)があるので(下の画像の赤丸)、直に触れて、(接地線の太さは、こんなもんか)程度に把握すれば、十分です。
参考:技能試験の教材
まあ、「イチロー」くらいの語呂で頭に入れるのも一手です。
なお、補足事項です。
試験で問われるのは、ほぼ「1.6㎜以上」です。
しかし、一般問題にて、ある「例外」が、選択肢の1つに登場するのです。その例外とは…、
「移動して使用する電気機械器具の接地線で、多心コードまたは多心キャブタイヤケーブルの1心を使う場合」だと、「0.75m㎡」でもよい。
…といった塩梅です。
当該例外規定ですが、そのまんまが選択肢に登場するくらいで、規定の数字をいじった出題は、今のところ、確認されていません。
ガチ暗記は無用ですが、ざっくりでも把握していれば、落ち着いて、選択肢を判別できます。
このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、文言と数字とをチェックしてください。
以上、頻出論点の「接地抵抗値」の「表」の憶え方でした。
まとめると、「CD」「自力」「10×100×0.5=500」です。
文字だけ見るとヤヤコシイですが、走り書きを何回もしていると、すぐに書けるようになります。
なお、「単位」には気を付けてください。
ふつうの「Ω」です。
絶縁抵抗値の「MΩ」とかではないので、注意してください。
2022年7月8日 8:15 AM
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