第2種電気工事士の筆記試験で頻出の「絶縁電線の許容電流」の対策ページ。本ページでは、表(数字)の憶え方を述べる。カンタンな語呂の「+1,×2」「+8,+13,+14」「+1.5,+2,+2.5,+合計」「+10,+12,+12,最初」を押さえることで、大半の問題に対応できる。出題される可能性が高いので、優先して憶える。独学者向け。
「絶縁電線の許容電流」ですが、ほぼ毎年出ている論点です。
ほぼ同じ出題で、「表」の暗記だけで点が取れます。以下に、「表」の数字の憶え方を述べていきます。
憶えるべきは、上記「表」のすべての数字です。
しかし、個々の数字をそっくりそのまま憶えるのはメンドウです。
よって、単純な形で憶えていきましょう。
まずもって、「単線」の「太さ」から憶えていきます。
結論から言うと、憶え方は、「自力と、+1,×2」」です。
最初の2つの「1.6㎜」と「2.0mm」は、自力で憶えます。
当該「1.6㎜」と「2.0mm」の電線は、技能試験の教材のケーブル内にあるので、それらに触れて「1.6」と「2.0」の数字を憶えましょう。(絶妙に太さが違います。)
参考:技能試験の教材
次に憶えるべきは、「2.6㎜」の「2.6」と、「3.2㎜」の「3.2」です。
これらは、「1.6」に足し算(+1)と掛け算(×2)をすることで憶えます。
つまりは…、
「2.6」は、最初の「1.6+1」の「2.6」で憶える…、
「3.2」は、「1.6×2」の「3.2」で憶える…、
…ってな次第です。
図にすると、下の画像のように…、
…なります。
ふつうに「2.6」と「3.2」を憶えるよりも、単純な「+1,×2」の方が憶えやすいはずです。
次は、「単線」の「許容電流値」を憶えていきます。
結論から言うと、憶え方は、「+8,+13,+14」です。
まずもって、最初の「1.6㎜」の「27A」は、自力で憶えてください。
当該「27」が憶え方の基準となるので、正確に憶えましょう。
次に、それ以降の「35A」と「48A」と「62A」ですが、ここは、足し算「+8,+13,+14」を行うことで憶えます。
要領ですが、図にすると…、
…となります。要は…、
最初の「27」に「+8」で「35」を…、
「35」に「+13」で「48」を…、
「48」に「+14」で「62」を…、
…求めるってな次第です。
個々の数字を憶えるよりも、「+8,+13,+14」の方が憶えやすいと思います。
細切れ時間に、「プラ8・プラ13・プラ14…」や、「プラス8・プラス13・プラス14…」とか、「8,13,14…」などと、唱えてみてください。そこそこ頭に残るかと思います。
次に、「より線」の「太さ」を見ていきます。憶え方は、先と同じです。
結論から言うと、「+1.5,+2.0,+2.5,合計」です。
最初の「2m㎡」の「2」のところは、自力で憶えます。
後の数字は、先に見た「+1.5,+2,+2.5,+合計」で足し算して求めます。
図にすると…、
…ってな塩梅です。
つまりは…、
「2+1.5」で「3.5」を…、
「3.5+2.0」で「5.5」を…、
「5.5+2.5」で「8」を…、
…求めるってな次第です。
最後の「14m㎡」ですが、これは、先に足し算した値の合計値「1.5+2.0+2.5」の「6」を足し算します。
よって、「8+6」で「14」と相なります。
「+1.5,+2,+2.5,+合計」の意味は、こうした次第です。
個々の数字を暗記するよりも、(プラス1.5,2、2.5の合計)と唱える方が楽だと思います。
「より線」の「許容電流値」ですが、要領的には先と同じです。
憶えるべきは、「+10,+12,+12,最初」というフレーズです。
当該フレーズを図にすると…、
…といった塩梅です。要は…、
最初の「27」に…、
「27+10」で「37」を…、
「37+12」で「49」を…、
「49+12」で「61」を…、
…押えるってな次第です。
そして、最後の「最初」ですが、これは、最初の「27」Aを意味します。
よって、「61+27」で「88」を求める、ってな次第です。
憶え方の語呂をまとめると…、
単線太さ・・・「+1,×2」
単線許容電流・・・「+8,+13,+14」
より線太さ・・・「+1.5,+2,+2.5,+合計」
より線許容電流・・・「+10,+12,+12,最初」
…です。
試験が始まったら、試験問題の余白に先の語呂を殴り書きして、問題に遭遇したら、「表」に作り変えるとスマートです。
なお、単線の太さですが、これは、「直径」で「mm」です。
対して、より線の太さは、「断面積」で「m㎡」です。
単位が異なっているので、注意してください。
2022年7月8日 10:04 AM
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