第2種電気工事士の筆記試験で頻出の「分岐回路の過電流遮断器の施設」の対策ページ。本ページでは、その憶え方を述べる。数字の「0.55」と「0.35」を押さえることで、大半の問題に対応できる。今後も出題される可能性が高いので、優先して憶える。独学者向け。
「分岐回路の過電流遮断器の施設」は、近年は出題がそうありませんが、かつては、毎回出るド頻出論点でした。
過去の論点は、しばらくすると、再出題されるので、押えておきましょう。
試験で問われるのは、上記「表」です。
使うテキストによって、アレコレ書かれていますが、上記のように憶えるのが一番効率がいいかと思います。
憶えるべきは…、
・分岐点からの電線の許容電流が、幹線の許容電流の「55%以上」であれば、「距離に制限なく」施設できる。
・分岐点からの電線の許容電流が、幹線の許容電流の「35%以上」であれば、「3メートル超8メートル以下」に施設できる。
・上記に当てはまらない場合は、「3メートル以下」に施設する。
…です。
よって、暗記すべき数字は、「55%」と「35%」、「3メートル超8メートル以下」の数字と相なります。
「55%」の数字が一番憶えやすいので、先に消化してしまいましょう。
くだらないですが、「制限なし、GOGO(55)」くらいの語呂で、数字を頭に入れてください。
先に見たように、分岐点からの電線の許容電流が、幹線の許容電流の「35%以上」であれば、「3m超8m以下」に、施設することになります。
当該「35%」の憶え方ですが、「3m超8m以下」をいじって憶えます。
「35%」の「3」は、「“3”m超8m以下」にあるので、そのまんまです。
次に、「35%」の「5」です。
これは、「3m超8m以下」を引き算っぽく加工して、「8-3=5」といった感じで、憶えてしまいます。
無理から「5」を憶えるよりも、「3m超8m以下」を引き算に加工する方が楽と思われます。
こうした次第で、「35%」という数字を憶えるってな次第です。
先の引き算の憶え方ですが、「35%」の方から、「3m超8m以下」を憶えることも可能です。
「3m超8m以下」の「3」は、「“3”5%」です。
残る「8」ですが、これは、「35%」を足し算風に直して、「3+5=8」くらいに憶えることが可能です。
要は、数字が頭に入っていればいいので、頭に残る方法で憶えていってください。
以上、「55%」と「35%」の憶え方でした。
当該論点は、問題の「解き方」も、押えておきましょう。
過去問の典型的な出題として…、
…といった問題があります。
また、「逆」の出題もあります。
たとえば…、
「分岐点から5メートルのところに過電流遮断器を施設した。分岐回路の定格電流はいくつにしたらいいか?幹線のそれは、100Aである。」
…といった塩梅です。
例題では、もうすでに過電流遮断器が5メートルのところに施設されています。
この場合、「3m超8m以下」に該当しますから、「表」を眺めて、「35%」以上にしたらいいことがわかります。
幹線の定格電流は「100」Aですから、「100*0.35」で「35A」以上にしたらよい、ってな塩梅です。
当該論点は、基本の「表」の暗記に加えて、問題文の読み方や解き方も、チェックしておきましょう。
2022年7月8日 9:34 AM
★みんなとシェアする
第2種電気工事士の「学科試験」には、「2系統」あって、「筆記方式」と「CBT方式」とがあります。 筆...続きを見る
以下の記事は、初めて第2種電気工事士を受験する新規受験組の人には意味のない内容です。読み飛ばしてくだ...続きを見る