登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」に登場する「生薬」の試験対策ページ。本ページで述べるのは、「ヨクイニン」です。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きの説明文を抜粋しておきます。
「ヨクイニンは、イネ科のハトムギの種皮を除いた種子を基原とする。」
「肌荒れやいぼに用いられる。」
「また、ビタミンB2主薬製剤、ビタミンB6主薬製剤、瀉下薬などの、補助成分として配合される場合もある。」
…以上です。
出題頻度からして、基原までは憶えなくていいでしょう。
後半部分の「ビタミンB2主薬製剤、ビタミンB6主薬製剤、瀉下薬」ウンヌンですが、固有事項なので、狙われやすいです。
余裕があれば、押えておきましょう。
なお、「名称‐基原‐効能」以外の記述がある生薬を、「登録販売者「その他の記載」のある生薬のまとめ」に、まとめています。
時間があれば、ここまでチェックしておきましょう。
まあ、最低限度、「肌荒れ・いぼ」だけ、押えておけば、試験的には十分でしょう。
ちなみに、基原のハトムギは、こんなものです。
ヨクイニンは、あまり試験には出ていませんが、特徴のある生薬なので、押さえておくべきです。
優先順位は、「ふつう」です。
なお、当該成分が配合された市販薬には、「 【第2類医薬品】小粒タウロミン 1600錠 」などがあります。
生薬の効能・効果が頭に入らないときは、実物の説明書きや成分表で、頭に入れていきましょう。
当該生薬は…、
①「ヨクイニン ― 強心作用」
②「ヨクイニンは、去痰作用を期待して用いられる」
…といった感じに出題されています。
設問の「ヨクイニン ― 強心作用」ですが、誤った記述です。
「強心作用」があるのは、「ゴオウ」や「ロクジョウ」といった生薬です。
参考:ゴオウ
参考:ロクジョウ
「ヨクイニン」は、「肌荒れ」や「いぼ」に用いられます。
ところで、「ヨクイニン」の効能・効果である「肌荒れ・いぼ」ですが、これは、「ヨクイニン」だけの“固有の効能”となっています。
よって、「肌荒れ・いぼ-ヨクイニンだけ」と憶えておけば、先のような問題を、即答できます。
こんな次第で、解答は、「×」と相なります。
②の「ヨクイニンは、去痰作用を期待して用いられる」ですが、誤った記述です。
先に見たように、「ヨクイニンと言えば、肌荒れ・いぼ」です。
試験に出るとしたら、この「名称‐効能」なので、シッカリ押えておきましょう。
こんな次第で、解答は、「×」と相なります。
暗記用に、空白問題を出しておきます。
ヨクイニン --- 「○○○や○○」
すらっと出るようなら、OKです。アレレなら、ページの上の方を見つめてください。
「や行」の生薬へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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