登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」に登場する「生薬」の試験対策ページ。本ページで述べるのは、「ユーカリ」です。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きの説明文を抜粋しておきます。
「ユーカリは、フトモモ科のユーカリノキまたはその近縁植物の葉を基原とする。」
「皮膚表面に冷感刺激を与え、軽い炎症を起こして、反射的な血管の拡張による患部の血行を促す効果や、知覚神経を麻痺させることによる鎮痛・鎮痒効果が期待される。」
「また、芳香による清涼感などを目的として、使用される。」
…以上です。
名称と基原が同じなので、楽できます。「基原と名称が同じ生薬一覧」で、横断的に憶えてしまってください。
効能は、ざっくり押えておきましょう。
ちなみに、基原のユーカリノキは、こんなものです。
上記リンクをたどってもらえれば、(ああ、これかー)という感想を持つように思います。
ユーカリは、「生薬」のほか、カタカナ成分の成分の「ユーカリ油」としても、出題されます。
マイナー成分も出題されるので、押えておきましょう。
優先順位は、「ふつう」です。
なお、当該成分が配合された市販薬には、「 【第3類医薬品】塗るズッキノン 15g 」などがあります。
生薬の効能・効果が頭に入らないときは、実物の説明書きや成分表で、頭に入れていきましょう。
当該生薬は…、
「ユーカリは、皮膚表面に冷感刺激を与え、軽い炎症を起こして、反射的な血管の拡張による患部の血行を促す。」
…といった感じに出題されています。
設問の「ユーカリは、皮膚表面に冷感刺激を与え、軽い炎症を起こして、反射的な血管の拡張による患部の血行を促す。」ですが、正しい記述です。
問題文の言うように、「ユーカリ」は、「冷感刺激」を与えます。
生薬の「ユーカリ」は、皮膚の薬の「ユーカリ油」と、ほぼ同じです。
よって、生薬の問題でも、「ユーカリ油」の感じで解けば、支障ないと思われます。
こんな次第で、解答は、「○」と相なります。
当該ユーカリですが、先に見たように、「冷感刺激成分」です。
ここは、「ひっかけ」問題の多発地帯です。
「冷感刺激」が、「“温”感刺激」となって出題されるので、注意してください。
実力が付くほど、こういう単純な「ひっかけ」で点を落とします。
暗記用に、空白問題を出しておきます。
ユーカリ --- 「○○刺激」
すらっと出るようなら、OKです。アレレなら、ページの上の方を見つめてください。
「や行」の生薬へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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